子どもの遊びは中断してしまうと余計気になっちゃう!ツァイガルニク効果とは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

子どもが遊んでいる最中に「ご飯にしよう」
と声をかけても「まだ遊ぶ~」と言うので
ご飯を食べてから続きを遊ぶ約束をしたんだけど

母:散らかってるから片付けちゃえ~
どうせご飯食べたら忘れてるでしょ♪

って思っていたのに食事後・・・

子:「あれ?おもちゃは?」

母:覚えてた―――!!(笑)

なんていうことはありませんか?(笑)

ピンポイントすぎて当てはまらないですかね?
でも、似たようなことがあると思います。

中断したら気になっちゃうツァイガルニク効果

人はやり遂げたことより中断したことの方が
より鮮明に覚えている。

これをツァイガルニク効果といいます。

夢中になって取り組んでいる最中は緊張感がありますが
やり遂げるとその緊張感は薄まってしまいます。

緊張している間のことの方がより記憶に残るのです。

身近なツァイガルニク効果

続きが気になるのもこの心理。
テレビドラマやアニメでCMが入る前って
「この先どうなるんだろう?」という途切れ方をします。
次週に続く時もそうです。

途中で終わってしまったことって続きが気になりますもんね。
私は名探偵コナンが好きなのですが
連載が長期に渡って中断した時は
もう続きが気になって気になって仕方ありませんでした!
連載が再開したら即買いに行きましたから(笑)

子どもの遊びも中断したら余計気になる

このように、中断してしまうとより気になる。
だから子どもの遊びを中断させてしまうと
満足感を味わえないうえに
ず~っと遊びが気になってしまいます。

お気に入りの遊びを何度も繰り返しするのは
全然悪いことじゃないですけどね。

遊びを中断してご飯とかお風呂とか
別の活動に入って
「まぁ今に忘れるだろう」なんて
大人都合で考えていると
結構な確率で裏切られます(笑)

ちゃんと覚えているんですよね。

子どもの記憶を侮ってはいけません。
一生懸命遊んでいるんですから。

だからと言って
いつまでも遊ばせておけない時もありますよね。
ご飯やお風呂や外出などなど・・・
時間で動かないといけないこともある。

続きをするっていっても
出しっぱなしじゃ邪魔だし・・・
でも片づけたら片付けたで
「続きやりたかったぁ~~~」って
ぐずっても大変だし・・・

これ、本当にジレンマですよね(´;ω;`)

私だったらズボラだから
「どうせまた散らかすなら出しっぱなしでいいや~」
ってなっちゃいそう・・・(笑)

あなたはどうですか??

 

「ダメ」って禁止するほど逆効果に!?カリギュラ効果とは

https://youtu.be/ss2Fu9educQ
育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

以前もブログに書いたことがありますが今日は
カリギュラ効果のお話です。

禁止されると破りたくなるカリギュラ効果

ダメって言われるとやりたくなる。
禁止されると破りたくなる。
人にはそういう心理が働きます。

子どもって本当に何回ダメって言ってもわからない!
そう思うことありませんか?

心理学的にいうとこれって当たり前のことなんですよね。
触っちゃダメって言えば言うほど触りたくなるし
入っちゃダメって言えば言うほど入りたくなる。

身近なカリギュラ効果

子どもだけじゃなくて大人でもあります。

ダイエット中「食べちゃダメ」と思うと
もう頭の中はこってりしたものでいっぱいに(笑)

中身が見えない袋とじは
破いて見たくて仕方ない(笑)

鶴の恩返しのおじいさんとおばあさんもそうですよ。
「部屋を覗かないでください」って言われたのに
覗いちゃったからサヨナラしなきゃいけなくなった。
子どもの頃はあのお話を聞くたびに
「なんでダメって言われたのに覗いちゃったの?」
と無邪気に思っていました(笑)

禁止しない方法はある?

じゃあ禁止する以外に何か良い方法はない?
って思いますよね。

できれば禁止の言葉を言わなくても
してはいけないことは”できないように”
大人が環境を整えるのがまずは先。

ストーブの周りに柵を作ったり
高いところに登れないようにしておいたり。
おやつは食べる分だけ用意して
残りは見えないようにしたり。

危険なことはその旨を伝えたり。
小さいうちはわからないかもしれない。
それでも繰り返し伝えることも大切ですよね。

禁止しちゃいけないからって
なんでもOKしていいかと言うと

そうではないのでそこは間違えないでね。

でも「ダメ」っていうワードが禁句だと思うと
それもつらいですよね。
今より減らすように心掛けるところから
初めてみてはどうでしょう。

心掛けているとそのうち習慣化されていきます。
それに、「ダメ」って言うほど逆効果だと思うと
別の言い方した方が良いよねって
自分自身で気づく時がありますよ。

 

あ、最後に

秋田県は少子高齢化率ワーストで
若者が県外流出してしまうことを食い止めようと
様々な試みがされていますが
「県外に出て行くな」と言われれば言われるほど
出て行きたくなるという心理が働きます。

なのでいつも逆効果なのになぁと思っています。

「いつでも出て行っていいし帰って来ていいよ」
ぐらい大きい心で送り出した方が
帰りたい場所になるような気がするけど・・・

 

思い込みで痛みが消えちゃう!?プラシーボ効果とは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

プラシーボ効果をご存知ですか?
これは有名だから聞いたことある人も多いと思います。
簡単に言うと「思い込みの効果」です。

ビタミン剤も薬のように効いちゃうプラシーボ効果

頭が痛いという人に
「これは頭痛に効く薬ですよ」と言って
ただのビタミン剤を飲ませてみると
「薬を飲んだから頭痛が治る!」と思い込んでいれば
本当に頭痛が治まってしまう。
まさに病は気から。といったところ。

このプラシーボ効果は
体験したことのある人も多いのではないでしょうか?
私はすごく単純なので食べすぎたときに胃薬を飲むと
飲んだだけでスッキリしてしまいますし、
除菌スプレーをしただけで
めっちゃきれいになった気がしてしまう(笑)

子育てのプラシーボ効果

子育てにはこのプラシーボ効果が働く場面がよくある。
私も実際に行ったことがありますが
「○○が痛い・・・」と訴える子どもがいたとします。
実はその訴えが甘えたい気持ちからきている場合
「じゃあお薬塗ろうね」と言って
手の甲などに保湿剤を少し塗ってあげると
元気になる・・・という場面。

ただ、本当にケガや病気がないかどうかは
きちんと視診してからじゃないとダメよ。

”手当て”という言葉は本当に字の通りで
手を当ててあげることで癒しの効果があるんですよ。
甘えたい、構って欲しい、自分だけを見て欲しい。
そんな気持ちに対して
「本当は痛くないくせに」なんて突き放さないで
気持ちを受け止めてあげることで元気になる。
ケガや病気がなくても痛いんです。その子にとっては。

この場合はプラシーボ効果が働いただけじゃなく
ちゃんと向き合ってくれたという満足感から
痛みが消えたとも言えますね。

プラシーボ効果が働くその他の場面

他にもプラシーボ効果が発揮される場面としては
ノンアルコール飲料も「アルコールが入ってる」
と思い込んで飲むことで
酔っぱらったようにご機嫌になる人もいます。

成分が同じ市販薬と病院の処方箋では
病院の処方箋の方が良く効くような気がしてしまいます。
実際病院で処方される整腸剤は
市販の乳酸菌飲料と同じだと病院で言われたことがあります。

思い込みの効果はできればプラスに働かせて
自信につなげていけるようになるといいですね。

 

女性専用カウンセリング「ボイスマルシェ」にて新人賞と「妊娠・子育てテーマMVP」を受賞しました!!

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

先日、私がカウンセラーとして所属しているボイスマルシェにて「2017年新人賞」と「妊娠・子育てテーマMVP」を受賞しました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がボイスマルシェに参加したのは昨年の6月。ボイスマルシェには約500名以上の相談員が在籍しています。それぞれ得意テーマがあり、私は「妊娠・子育て」のテーマ(主に乳幼児の子育てや育児ノイローゼなど)の悩みを扱っています。その中での受賞ということなので本当に光栄です!

思えば表彰状なんてものを頂く機会が少なかったので、目に見える形での成果を上げられたのは人生初かもしれません。

スポーツもやらないし、そもそも勝負ごとに対する興味もあまりなかった私は、誰かと張り合ったり競い合ったりすることが全然ありませんでした。

この賞も「本当に私のかな?」と思って名前を確認したくらいです(笑)

中には誰かと張り合うことがモチベーションになり、成果が上がるタイプの人もいるかもしれません。ただ、私は根っからのマイペース人間。自分のやりたいことを自分のやりたいペースで進められないとダメなタイプです。(ただのワガママとも言えますね)

でもそんなマイペースでも、大成功を目指すのではなく、小さな成功を積み重ねてきたのがこうやって成果に結びつくこともあるんだなと実感しました。

カウンセリング業は口コミされにくいと言われています。なかなか悩みを相談したことって人に言いづらいですからね。だから私のことを評価してくださったり、レビューを書いていただける方がいるなんて本当にありがたいこと。それもこれもボイスマルシェが匿名であることが鍵だと思うんですよね。

自分のプライバシーがしっかり守られて、なおかつ家から気軽に相談できる。これは相当メリットです。特に私が扱っている子育ての相談に関しては、クライエント様が子育て中ですからね。時間を作ることも難しいんですよ。

その点ボイスマルシェは申し込み方法も簡単だし、話したい!っていうときにすぐに話せる相手を見つけることが可能です。

ぜひぜひ相談しようか迷っている方がいたら、一度ボイスマルシェのページを見てみてください。私以外にも頼りになる先生方がたくさんいます!!

欲を言えば子育て中のお悩みでしたらMVPの私にお任せください!!お力になれることがあると思います!!
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子育てが孤育てになってない?子どもはみんなで育てよう!!~児童虐待防止全国ネットワーク シンポジウムに参加して

育児ストレス悩み相談室の若狭です。

2/4(日)に行われた児童虐待防止全国ネットワークのシンポジウムに参加してきました。

テーマは「メンタルヘルス問題を持つ親のもとで生活する子どもへの支援」ということで

東京都立小児総合医療センターの田中哲先生をはじめ、

精神科訪看護をしている有限会社オラシオンの辻本直子先生、

鈴鹿医療科学大学の土田幸子先生、葛飾区子ども総合センターの坂入健二先生によるお話。

 

精神保健の分野だけではなく、児童福祉の観点も持ち連携が必要であることを再認識しました。

虐待を防止するためには親御さんの心のケアだけではなく、

子どもに対するケアも必要。それはみなさんお分かりかと思います。

でも、担う機関が別々に存在するんですよね。

だから当事者も、周囲もどこに相談すればいいのかわからない。

その結果発見が遅れて取り返しのつかないことになってしまう。

そうならないためにも、精神保健と児童福祉の連携が必要なんです。

 

お話を聞いていて、行政の対応だけではメンタルヘルス問題を抱えている家庭への援助には

限界があることを痛感しました。

もちろん行政も何もしていないわけじゃない。

通告を受けたら訪問するし、実態を把握するために奔走してくれてます。

でも、やっぱり多いのは面談拒否。

誰にも頼りたくない。SOSを出せない人が多いんですよね。

 

行政のできないところは民間企業が補足する。

今会ってくれない家庭でも継続的に訪問して機会を待つ。

誰であってもそうだけど、心を開くまでには時間がかかりますよね。

時間をかけて信頼関係を築いていくしかないんです。

 

特に印象的だったのは田中先生のお話です。

人間は哺乳類の中でも未熟な状態で生まれてきます。

動物は生まれたその日から自分で立って歩きます。

でも人間の赤ちゃんは立って歩くどころか、寝返りすらできませんね。

 

人間は他の動物と比べて1年早く生まれているんです。

先生はこの早く生まれた1年の間で経験することが

人間にとって必要なものなのだろうとおっしゃていました。

お腹の中にいてはできないこと。それが

「見る」ことだそうです。

赤ちゃんは周りの大人の目を見て

その目がちゃんと自分を見ているのかを感じ取っているんです。

 

また、人に預けるということもお腹の中にいたらできません。

動物の中でも母親が自分以外に子どもを預けて育児をするのは

これも人間だけのようです。

ワンオペ育児の問題などから見られるように

一人で子育てをしている人が多くいます。

まるで人に預けることが悪いことのように捉えてしまっている人もいます。

でも本来私たちはみんなで子どもを育てていくという文化を持っているんですよ。

子どもはコミュニティの中で育てるもの。

今は共同で子どもを見ることが難しくなっているんです。

だから母親ひとりの負担が増えてしまう。

その結果追いつめられてメンタルヘルスに支障をきたしたり

悲しいことが起こってしまったりするんです。

 

子どもはコミュニティの中で育てるもの!!

このことを私たちは啓発していかなきゃいけないのかなって思いました。

子どもを預けることができて健康ともおっしゃっていましたね。

 

そして、私たちカウンセラーにとって大事だと思ったお話が

援助をする側は

「この人との関わりだったら話しても大丈夫かな」と思える人になる。

これが大事だということです。

困ったときにSOSを出せる関係になることが何よりも必要な役目なんです。

 

今回のシンポジウムに参加して

パパとママを支えるカウンセラーとして知識が深まったと同時に

まずは私自身が安心してなんでも話せる人にならなければと

改めて考えるきっかけとなりました。

 

「虐待なんて自分とは無縁だわ」と思っているあなたも

「もしかして虐待してしまうんじゃ・・・」と不安なあなたも

一人で抱え込んでいるとどんどんSOSを出せなくなってしまいます。

そうなる前につらい気持ちや不安な気持ちは

気軽な電話カウンセリングで出してしまいましょう!!

いつでもご相談お待ちしていますよ。

 

 

 

 

「工藤新一、探偵さ!」もいいけど、イケボで絵本読み聞かせをどうぞ♪

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。

私の大好きなマンガ、名探偵コナンに出てくる工藤新一役の山口勝平さん。

そんなおはなしのプロによる絵本の読み聞かせ動画です。

その名も「ま、いっか」

主人公は会社員の”てきとうさん”(笑)

小さなことは気にしない、明るくてポジティブなてきとうさんの

ま、いっか♪な一日を描いたお話です。

本当に楽しい気持ちになる絵本なのでお子さんだけではなく

ちょっとお疲れ気味のパパ・ママにも聞いてみていただければ。

絵本って呼んであげることはあっても、大人が読み聞かせてもらう機会って

はっきり言ってないですよね。

よくよく見てみると絵本ってすごくおもしろいんです!!

 

ちなみに、お子さんに絵本を選んであげるときは

教育的意義ももちろん大事だけど、

なによりもその子の好きなお話を選んであげてください。

好きなお話や、お気に入りの絵本ってなかなか飽きません。

せっかく買うなら長く大事にしてもらいたいですよね。

キャラクターものやアニメ絵本は流行りがあるので、

時期がきたらあっさり飽きてしまうことも。

 

テッパンとして、”おばけ”のお話はかなり好まれます。

怖いもの見たさもあるみたいで好きな子は多いです。

選び方に困ったときは、やはり昔からある絵本はハズレません。

何度も増版されているものはそれだけ人気のある絵本なので。

一番最後のページを見ると、初版年月日と第何版なのかが書いてありますから

そちらを参考にしてみるのもいいですね。

 

その子の好みを知りたいときは図書館から様々な絵本を借りて読んでみる方法もあります。

何度も「読んで~」と言う絵本はお気に入りの証なので、

買う前にリサーチするというのもひとつの手です。

 

あとは単純にパパ・ママの読みたい絵本を選んでみるのもいいと思いますよ。

なにより読み手が楽しそうじゃないと

絵本の良さって伝わりませんからね。

本屋さんだけじゃなくて保育園や児童館の絵本コーナーにも

いろんな絵本があるのでお気に入りの一冊をぜひ探してみてくださいね!

 

 

 

 

春奈’s STORY⑧ 育児ストレスカウンセラー若狭の誕生~パパ・ママの笑顔のために

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第8話です

表現教育と心のケアについてすっかり魅了された私。

表現という自分の気持ちを表す行為に対して

心のケアというのは受け止めることが重要になります。

能動と受動両方のスキルが求められることは明らかでした。

ここで短大生時代に学んだ臨床心理学が思い出されます。

カウンセリングマインドを活かして表現力を引き出すことができれば・・・

思い立ったら即行動!

カウンセラーの勉強を始めました。

と言っても、おおよそのことは短大でも学習していましたし

保育士時代に保護者の方との面談や、研修などでも学んでいたので

内容的にはほぼ復習と確認という感じではありました。

子どもの表現力を決めているのは実は大人

さて、子どもたちの表現というのはどこから学んでいるかご存知ですか?

表現というのは初めは真似から始まります。

一番身近な家族が学習の対象なんです。

あとはテレビや幼稚園、保育園の先生、お友達。

様々なところから真似をして学んでいきます。

怒り方なんて特にそうです。

周りの大人の怒り方の真似をしているんですよ。

少しドキっとしたかもしれませんが、私も真似をされる立場だったので

子どもたちの表現にハッとさせられることもしばしばありました。

子どもたちの表現力を引き出すためには

子どもたちの周りにいる大人の表現力を引き出してあげること。

これがまずは大事になると考えたのです。

現代社会に生きる私たち大人は様々なストレスを抱えています。

思うように自分を表現できなかったり、

それによってコミュニケーションがうまくいかなかったりします。

自分を表現するための第一歩としてまずは自分の気持ちを吐き出すこと。

そしてそれを否定せずに受け止めてもらえる環境が必要なんです。

これはもうエンターテイメントの世界と

カウンセリングマインドの両方を学んできた私がやるしかない!!!

そう思って、パパ・ママカウンセラーとしての若狭春奈がスタートしました。

実は今までのすべてがここに繋がっています。

人生に無駄なことって一つもないんだなと実感しています。

あなたも今悩んでいることは一つとして無駄にはなりません。

自分の気持ちを表に出すことで徐々にぐちゃぐちゃだったものが

ちゃんと整理されていきます。

そうすると今後の方向性も見えやすくなっていくんです。

パパ・ママが笑顔でいるために

あなたは自分の気持ちを十分に表現できていますか?

うまく言い表せない気持ちがありませんか?

いきなり舞台役者のような表現力を身につけることはできません。

上手に表現することが目的ではないんです。

素直に表現すること。

表現することは誰にでもできます。あなたにも。

ただ、今は様々な負荷によって鈍ってしまっているだけです。

表現することが心のケアにつながります。

その基本がカウンセリングなんです。

また、大人の心の状態は子どもと接するときにも影響することがあります。

パパ・ママが元気でいるために。

パパ・ママが笑顔でいるために。

私のカウンセリングは存在します。

春奈’s STORY⑦ 好きなことを仕事にする難しさ~成功と失敗・・・時々ハッピー

カウンセラー若狭ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第7話です。

10年越しの夢を叶えて念願のセブンイレブンで働きながら芸能の仕事にも関わり

とにかく充実の日々。

そんなある日、事件は起きました。

24時間営業のコンビニで割と中核のシフトをこなしていた私は

朝6時から日中を除く深夜勤務まで不規則な生活をしていました。

おかげさまで体が限界を迎えてしまいます。

この、体が限界を迎えるまで無理をする自分、なんとかしたいです(笑)

大好きなセブンを辞めるのは本当に心苦しく切なくつらいものでした。

それと同時に、芸能プロダクションのほうから店舗を出すことになったから

店長を任せたいとのオファーをいただくことに!!!

地元秋田で活動するタレントやアーティストのグッズやチケット販売をするお店。

秋田には初の芸能のアンテナショップです!!

ジャニーズショップみたいなイメージ???

次から次へとめまぐるしい私の人生はここからさらに拍車をかけて変化していきます!

雇われとはいえども店長という責任ある立場。

在庫の管理から売上金の管理までしっかり行わないといけません!!

でも、今までの経験のすべてを活かすことができます。

在庫や売り上げ管理は販売職の経験が役に立ちます。

ストアオペレーションももちろん今までの経験から培われたもの。

秋田県の芸能事情なんかも中学のときから演劇をしていたからこそのつながりもあります。

自分の得意なものをすべて発揮できる仕事と言えるんです。

お店では販売の他、イベント的にライブをしたこともありました。

ですが、これまた思うように経営が上手くいかず、手元の残金が1万円に・・・

このままでは身が持たないというギリギリのところまで粘って遂に出勤できなくなってしまいました。

またしてもギリギリまで無理をする(笑)

好きなことを続けていく難しさを何度も何度も味わいました。

でも、それでも好きなことをやめたくないという思い。

そして何より、一番の目的である”子どもたちの心の育成に関わるエンターテイメント”

これを確立させたい!!

芸能の仕事を退いてから様々なことを考え始めます。

いよいよ目的に向かって動き出す時なんじゃないかって。

表現と教育の関連性

ちょうど福島で”表現指導者養成講座”があることを知ります。

福島といえば東日本大震災の被災地です。

福島県いわき市で心の復興をテーマとした施設があり、

そこに玉川大学の太宰久夫先生を講師に迎えて表現教育について学ぶというもの。

これは受けないわけにはいかない!!!

表現教育っていうのは単なる演劇の練習ではなく

演劇のトレーニング方法を活用してコミュニケーション能力などを育てていく。

最近の学校教育では、コミュニケーション能力を高めるための学習

というものがわざわざ設けられているんです。

具体的には、ゲームやリクリエーションなのですが、そこに表現の要素を取り入れていきます。

それだけ、日々の生活の中でコミュニケーション能力を育てていくのが難しいという現実。

でも、私も子でもの情操教育に演劇が有効なことは間違いないって信じていたし

自分自身の表現についてももう一度見つめなおしたい。

そういう思いで参加しました。

参加してみて、やはり演劇のトレーニングが教育として大切だということを実感!!

でもそれと同時に

「今の教育者で表現教育ができる人はどれくらいいるのだろう?」

と思い始めるんです。

私が小学生から短大までの学校生活の中で

”表現”という分野において素晴らしい教育を受けた!!という経験がないんですよね。

保育士になってからの研修で「秋田の教育は素晴らしい」

なんていう話は聞いたことがありましたが、どこがどのように素晴らしいのかわからず。

秋田は子どもの学力ナンバーワンではありますが、表現に関してはまだまだ。

ここからカウンセラー若狭が一気に加速し始めます!!!!!!

春奈’s STORY⑤ 無我夢中の保育士時代~子どもには本気で向き合うこと!!

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第5話です

保育士になってからは本当に毎日がめまぐるしく過ぎていきました。

早番は朝7時半から。次の日の出勤時間に合わせていかに早く寝るか(笑)

とにかく睡眠時間をたっぷり確保しないと疲れが取れないんです。

子どもたちと毎日走り回って本気で遊ぶ。

大人が本気を見せないと子どもも満足しないので、毎日100%出し切る感じです。

今思えば若いからこそできたような気がします。

前述のとおりピアノは一切弾きませんでしたが、

ミュージカルや演劇の経験があったため、リズム遊びやおはなしは難なくこなしました。

毎日の保育の他に事務作業として指導案や行事記録、お便り作成などもします。

保育室の環境整備として壁面装飾や清掃、生き物の飼育・・・

やることは多岐にわたっていました。

年に1回保護者面談も行っていました。

その傍ら、プライベートも充実していて、友人との飲み会は月1ペース。

レゲエダンスのレッスンに通って、週末はクラブへ遊びにいくなど普通の若者になってました(笑)

保育士は重労働の割にお給料が少ないなんて言いますが、

しっかり体を鍛えて体調管理を万全にしていればそんなにきつい仕事ではありません。

私は睡眠時間をしっかり摂るように意識していたので、

食生活はやや乱れていましたものの、感染症の類にはかかりませんでした。

保育園や幼稚園で働いていると、子どもの感染症が流行し、先生たちもダウンしてしまうことがあります。

私の勤めていた園もインフルエンザなどが流行して園閉鎖をしなければならないこともありましたが

私は一度もうつりませんでした。

なんなら未だにインフルエンザやノロウイルスに感染したことがありません。

「体調管理も仕事のうち」これは役者の間でよく聞く言葉でした。

体調不良で穴を空けてしまうと、周りに迷惑がかかるだけではなく自分の居場所も失う可能性があります。

自分が休めば誰かが代役をします。

その代役が自分よりいい仕事をするかもしれないんです。

そうしたら一気に自分の居場所を失ってしまいます。

体調が回復しても戻る場所がある保証はどこにもないわけです。

仕事というのはいつだって替えがきくものです。

保育士だって一人欠けると困りますが、いずれ誰かが代わりをこなします。

どんなに子どもに慕われている先生でも代わりがくればその人が代役をするまでです。

いつでも必要とされるためにはまず第一に”穴を空けない”こと!

そして職場の隙間を埋める存在になることです。

足りない部分を補うことで、欠かせない存在になることができます。

私は独身の一人暮らしだったのでいつでも融通を利かせて、当番などは積極的に入っていました。

他の先生が当番に入れなくなったときは積極的に代わっていました。

そうやって保育園の隙間をうまい具合に埋めていたんです。

順調に働いていた矢先にある重大な出来事が起こります。

みなさんの記憶にも新しい東日本大震災です。

当時、私はクラス担任を受け持っていて、お昼寝後のおやつの支度をしていました。

急な地震と停電で、電話もつながらなくなりました。

保護者との連絡もつかないまま、迎えが来るのを信じて待ち続けました。

幸い秋田県は被害が少なく、電気も何日かで復旧しました。

その後、保育士として災害派遣の登録をしましたが、要請が来ることはありませんでした。

エンターテイメントの重要性に再び気付く

翌年、東京にミュージカルを観に行きました。

岸谷五朗さんが作・演出をしている”地球ゴージャス”のプロデュース公演です。

その公演は被災地支援を兼ねていて、

「子どもたちの悲しみを奪うのは日常を忘れさせるエンターテイメントだ!」

という発想の元、様々なショーが繰り広げられるお話でした。

きらびやかで笑えて泣けて本当におもしろかった!!!

それからエンターテイメントの世界にもう一度戻ろうと思うようになります。

子どもたちのために、エンターテイメントで子育て支援ができるはず!

私がずっと願っていた、目標にしていたことです。

保育士として5年半勤め、たくさんのことを学びました。

子どもも発達のことも、周りの大人の関わりのことも。

今ならこの学びを活かして芸能の仕事ができるはずだ!!!そう思ったんです。

転職として選んだ保育士の仕事をここで退職します。

それは寂しくもあったし、若干の後悔もあったけれど

新たなステップアップとして必要な決断をするべきときがきたんだと思いましたね。

保育士の本当のところ

よく辞めた理由を「やっぱり大変だからですか?」と聞かれるんですが

大変だから辞めるというのであれば1年目で辞めているでしょう。

そんな簡単なものじゃありません。好きな仕事を辞めるのはいつだってつらいんです。

また、保育士をしている頃よく聞かれたのが

「モンスターペアレントっているんですか?」という言葉です(笑)

当時ワイドショーなどを賑わせていたワードでしたからね。

はっきり言いますがモンスターなんていませんでしたよ。

保育士が子どもに対していつでも真剣で本気で向き合っていれば

保護者の方々にだってちゃんと伝わります。

感謝をされることはあっても文句をつけられることなんてありませんでした。

モンスターなんていません。

いや、心の中にはモンスターを抱えていたかもしれないけれどね。

春奈’s STORY② 人間関係に悩んだ高校生活~子どもの可能性に気付いたとき

カウンセラーの若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第2話です

幼少期から中学生編はこちら

高校生になると中学生の頃のように委員会や部活動は一切入らず、

秋田のアマチュア劇団の方々と一緒にお芝居をやるようになります。

1年生の頃は演劇講座を受講。

高校生から大人まで参加できる講座で、発声や活舌などの基礎やトレーニング方法を学び、

一つの作品を仕上げて発表をしました。

この時に準主役ともいえるような出番の多い役に抜擢されて嬉しいやら焦るやら。

学校の授業中も台本を読み齧り、必死にセリフを覚えました。

大人の方々と芝居をやってみて、自分の演技なんか本当にまだまだ未熟で通用しないんだと実感するんですよね。

でも演出家の先生に「中学校演劇でも悪い指導は受けてなかったんだと思うよ」とおっしゃっていただき、

なんとなく救われた思いでした。

ただ、中学校で演劇部に入っていたと言えども、きちんとした指導者がいるわけでもなく、

練習方法もこれであっているのかみんなわからないまま手探りで行っている状態だったので、

自信は全くなかったんです。遅れを取り戻そう!!と必死でした。

2年生からはミュージカルに参加しました。

こちらは小学生から大人まで参加できるもので、初めて歌とダンスに挑戦したんです。

演技だけでも大変なのに歌って踊る・・・しかも私、低血圧じゃなかったっけ?

と思いながらも練習していくうちに、徐々に慣れてきてなんとか披露できるまでに成長しました。

ここで小学生と一緒に芝居を作り上げていく中で、

演劇の未来をつなげていくためには子どもたちの力が必要不可だと気づきます。

子どもが演劇に興味を持たなかったらもう演劇は終わりなんだと。

そこで高校を卒業したら子どもたちに向けた芝居がやりたい!と思うようになります。

まだこの時は子どもについて学ぼうとまでは思っていませんでしたが、

単純に子どもたちの演技を見て素晴らしい!って思ったことは覚えています。

どうせ子どもには無理だろう。子どもには難しいだろう。

そういう思い込みがあることで、子どもの可能性を摘み取ってしますことがあるんだと思うんですよね。

全然無理じゃない。むしろ大人よりいい芝居をする。

だって子どもの方が感情表現が素直で上手ですからね

初めて人間関係に悩んだ高校生活

将来の進路が私の中で完璧にイメージできて、もはや突き進むのみとなったわけですが

高校生ならではの悩みももちろん抱えていました。私は実業高校でクラス替えがなく、しかもほぼ女子クラス。

女同士の見えない壁というか亀裂というか派閥というか。何か上手くいかない感じを経験します。

「女同士は面倒くさい」そんな気持ちでしたね。

今は人間関係を円滑にする方法を勉強してきたので平気ですが、やはり女の人間関係は難しいものがあるんだと思います。

女性というのは感情の生き物ですからね。気持ちや気分次第で態度が変わってしまうこともしばしば。

それが大人げないことだとわかっていても、どうしても切り離せない部分がありますね。

まさに女子から女に変わる境目の時期ならではだったのかもしれません。

でも、このときの気持ちも大人になったら一切なくなってるもんなんですよね。

さすがに高校生の頃の気持ちをアラサーになるまで引きずることもなく、一時のものだったんだなって感じます。

今人間関係が上手くいかなくて悩んでいる方も、きっと一時のものなんだと思いますよ。