女性専用カウンセリング「ボイスマルシェ」にて新人賞と「妊娠・子育てテーマMVP」を受賞しました!!

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

先日、私がカウンセラーとして所属しているボイスマルシェにて「2017年新人賞」と「妊娠・子育てテーマMVP」を受賞しました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がボイスマルシェに参加したのは昨年の6月。ボイスマルシェには約500名以上の相談員が在籍しています。それぞれ得意テーマがあり、私は「妊娠・子育て」のテーマ(主に乳幼児の子育てや育児ノイローゼなど)の悩みを扱っています。その中での受賞ということなので本当に光栄です!

思えば表彰状なんてものを頂く機会が少なかったので、目に見える形での成果を上げられたのは人生初かもしれません。

スポーツもやらないし、そもそも勝負ごとに対する興味もあまりなかった私は、誰かと張り合ったり競い合ったりすることが全然ありませんでした。

この賞も「本当に私のかな?」と思って名前を確認したくらいです(笑)

中には誰かと張り合うことがモチベーションになり、成果が上がるタイプの人もいるかもしれません。ただ、私は根っからのマイペース人間。自分のやりたいことを自分のやりたいペースで進められないとダメなタイプです。(ただのワガママとも言えますね)

でもそんなマイペースでも、大成功を目指すのではなく、小さな成功を積み重ねてきたのがこうやって成果に結びつくこともあるんだなと実感しました。

カウンセリング業は口コミされにくいと言われています。なかなか悩みを相談したことって人に言いづらいですからね。だから私のことを評価してくださったり、レビューを書いていただける方がいるなんて本当にありがたいこと。それもこれもボイスマルシェが匿名であることが鍵だと思うんですよね。

自分のプライバシーがしっかり守られて、なおかつ家から気軽に相談できる。これは相当メリットです。特に私が扱っている子育ての相談に関しては、クライエント様が子育て中ですからね。時間を作ることも難しいんですよ。

その点ボイスマルシェは申し込み方法も簡単だし、話したい!っていうときにすぐに話せる相手を見つけることが可能です。

ぜひぜひ相談しようか迷っている方がいたら、一度ボイスマルシェのページを見てみてください。私以外にも頼りになる先生方がたくさんいます!!

欲を言えば子育て中のお悩みでしたらMVPの私にお任せください!!お力になれることがあると思います!!
専門家としてチームボイスマルシェに参加しています!匿名相談受付中! 電話カウンセリング ボイスマルシェ

 

自分のペースで話すことで癒される。カウンセリング体験談

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

今日は私が所属しているボイスマルシェで以前に頂いたカウンセリングの体験談をご紹介します。
体験談はこちらから
https://www.voicemarche.jp/advisers/785/reviews

 

タケダさん(30代)

育児や家庭でのイライラについて

●良かった点

ありがとうございました。
話をとてもよく聞いていただけるカウンセラーの方と話したのは初めてです。いつも話すのが遅いせいか私が話す前にカウンセラーの方が一方的にお話されて、聞きたかったことや話したかったことが聞けずに終わるので、今回は嬉しかったです。

●こんな人におススメ!

ゆっくり話を聞いて欲しい方や育児に悩んでいる方。

タケダさんありがとうございます!イライラした気持ちを言葉で言い表すって難しいものです。でもじっくりと気持ちに向き合って自分のペースで話すことで、徐々に気持ちが落ち着いていきます。私自身、お話しているうちにタケダさんの声が明るくなっていくのを感じて嬉しく思いました。また悩まれることがあればいつでもお話ししましょうね。

私は、ボイスマルシェで子育て中の悩みを中心に電話カウンセリングを行っています。匿名で相談できるので初めての方でも安心してお話ができますよ。タケダさんのように育児に悩んで話をじっくり聞いて欲しいという方は、一度お話してみませんか?

ボイスマルシェマルシェでのご予約はこちらから ※女性専用です
https://www.voicemarche.jp/advisers/785

癒しの言葉が欲しいとき。言葉のスペシャリストの名言を聞いてみる。シェイクスピア編

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。

演劇をやっていた私が高校生の時にハマったのがシェイクスピアの作品。

実際に上演されているのは観たことがないけれど図書室で戯曲を借りてよく読んでいました。戯曲って言うのは台本のことです。

シェイクスピアは劇作家なので、書籍は台本の形式で書かれています。役名とセリフ、それに情景や役者の動きを表した”ト書き”で構成されています。

シェイクスピアには名言が数多く存在します。言葉を取り扱うスペシャリストですからね。

癒しにつながる名言もたくさんあるのでご紹介します!!!

(完全に私の趣味です。すみません。)

  • 物事に良いも悪いもない。考え方によって良くも悪くもなる。
  • 成し遂げんとした志をただ一度の敗北によって捨ててはいけない。
  • 喜怒哀楽の激しさは、その感情とともに実力までも滅ぼす。
  • 悪口を言われてわが身を正すことのできる人間は幸せと言うべきだ。
  • 険しい丘を登るためには、最初にゆっくりと歩くことが必要である。
  • 人は心が愉快であれば終日歩んでも嫌になることはないが、心に憂いがあればわずか一里でも嫌になる。人生の行路もこれと同様で、人は明るく愉快な心をもって人生の行路を歩まねばならぬ。
  • 今晩一晩は我慢しなさい。そうすれば、この次はこらえるのが楽になる。そして、その次はもっと楽になる。
  • 備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやって来る。
  • 楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ。
  • 期待はあらゆる苦悩のもと。
  • 言葉が役に立たないときは、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する。
  • 失敗の言い訳をすれば、その失敗がどんどん目立っていくだけです。
  • たとえ小さな斧でも、数百回これを打てば堅い樫の木も切り倒せる。
  • 何もしなかったら、何も起こらない。
  • 過ぎ去った不幸を嘆くのは、すぐにまた新しい不幸を招くもとだ。
  • 習慣も大事だが、なかには守るより破ったほうがいいものもある。
  • どうとでもなれ、どんな大嵐の日でも時間は経つ。
  • 天使にも似た悪魔ほど人を迷わすものはない。

いかがでしたか?

この他にもたくさんの名言があります!!

そして、シェイクスピアの作品中にも名台詞がたくさんあるんです。古典なので難しいかもしれませんが、読んでみるとなかなか深いですよ。私も辞書を引きながら読みました(笑)

「工藤新一、探偵さ!」もいいけど、イケボで絵本読み聞かせをどうぞ♪

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。

私の大好きなマンガ、名探偵コナンに出てくる工藤新一役の山口勝平さん。

そんなおはなしのプロによる絵本の読み聞かせ動画です。

その名も「ま、いっか」

主人公は会社員の”てきとうさん”(笑)

小さなことは気にしない、明るくてポジティブなてきとうさんの

ま、いっか♪な一日を描いたお話です。

本当に楽しい気持ちになる絵本なのでお子さんだけではなく

ちょっとお疲れ気味のパパ・ママにも聞いてみていただければ。

絵本って呼んであげることはあっても、大人が読み聞かせてもらう機会って

はっきり言ってないですよね。

よくよく見てみると絵本ってすごくおもしろいんです!!

 

ちなみに、お子さんに絵本を選んであげるときは

教育的意義ももちろん大事だけど、

なによりもその子の好きなお話を選んであげてください。

好きなお話や、お気に入りの絵本ってなかなか飽きません。

せっかく買うなら長く大事にしてもらいたいですよね。

キャラクターものやアニメ絵本は流行りがあるので、

時期がきたらあっさり飽きてしまうことも。

 

テッパンとして、”おばけ”のお話はかなり好まれます。

怖いもの見たさもあるみたいで好きな子は多いです。

選び方に困ったときは、やはり昔からある絵本はハズレません。

何度も増版されているものはそれだけ人気のある絵本なので。

一番最後のページを見ると、初版年月日と第何版なのかが書いてありますから

そちらを参考にしてみるのもいいですね。

 

その子の好みを知りたいときは図書館から様々な絵本を借りて読んでみる方法もあります。

何度も「読んで~」と言う絵本はお気に入りの証なので、

買う前にリサーチするというのもひとつの手です。

 

あとは単純にパパ・ママの読みたい絵本を選んでみるのもいいと思いますよ。

なにより読み手が楽しそうじゃないと

絵本の良さって伝わりませんからね。

本屋さんだけじゃなくて保育園や児童館の絵本コーナーにも

いろんな絵本があるのでお気に入りの一冊をぜひ探してみてくださいね!

 

 

 

 

春奈’s STORY⑧ 育児ストレスカウンセラー若狭の誕生~パパ・ママの笑顔のために

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第8話です

表現教育と心のケアについてすっかり魅了された私。

表現という自分の気持ちを表す行為に対して

心のケアというのは受け止めることが重要になります。

能動と受動両方のスキルが求められることは明らかでした。

ここで短大生時代に学んだ臨床心理学が思い出されます。

カウンセリングマインドを活かして表現力を引き出すことができれば・・・

思い立ったら即行動!

カウンセラーの勉強を始めました。

と言っても、おおよそのことは短大でも学習していましたし

保育士時代に保護者の方との面談や、研修などでも学んでいたので

内容的にはほぼ復習と確認という感じではありました。

子どもの表現力を決めているのは実は大人

さて、子どもたちの表現というのはどこから学んでいるかご存知ですか?

表現というのは初めは真似から始まります。

一番身近な家族が学習の対象なんです。

あとはテレビや幼稚園、保育園の先生、お友達。

様々なところから真似をして学んでいきます。

怒り方なんて特にそうです。

周りの大人の怒り方の真似をしているんですよ。

少しドキっとしたかもしれませんが、私も真似をされる立場だったので

子どもたちの表現にハッとさせられることもしばしばありました。

子どもたちの表現力を引き出すためには

子どもたちの周りにいる大人の表現力を引き出してあげること。

これがまずは大事になると考えたのです。

現代社会に生きる私たち大人は様々なストレスを抱えています。

思うように自分を表現できなかったり、

それによってコミュニケーションがうまくいかなかったりします。

自分を表現するための第一歩としてまずは自分の気持ちを吐き出すこと。

そしてそれを否定せずに受け止めてもらえる環境が必要なんです。

これはもうエンターテイメントの世界と

カウンセリングマインドの両方を学んできた私がやるしかない!!!

そう思って、パパ・ママカウンセラーとしての若狭春奈がスタートしました。

実は今までのすべてがここに繋がっています。

人生に無駄なことって一つもないんだなと実感しています。

あなたも今悩んでいることは一つとして無駄にはなりません。

自分の気持ちを表に出すことで徐々にぐちゃぐちゃだったものが

ちゃんと整理されていきます。

そうすると今後の方向性も見えやすくなっていくんです。

パパ・ママが笑顔でいるために

あなたは自分の気持ちを十分に表現できていますか?

うまく言い表せない気持ちがありませんか?

いきなり舞台役者のような表現力を身につけることはできません。

上手に表現することが目的ではないんです。

素直に表現すること。

表現することは誰にでもできます。あなたにも。

ただ、今は様々な負荷によって鈍ってしまっているだけです。

表現することが心のケアにつながります。

その基本がカウンセリングなんです。

また、大人の心の状態は子どもと接するときにも影響することがあります。

パパ・ママが元気でいるために。

パパ・ママが笑顔でいるために。

私のカウンセリングは存在します。

春奈’s STORY⑦ 好きなことを仕事にする難しさ~成功と失敗・・・時々ハッピー

カウンセラー若狭ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第7話です。

10年越しの夢を叶えて念願のセブンイレブンで働きながら芸能の仕事にも関わり

とにかく充実の日々。

そんなある日、事件は起きました。

24時間営業のコンビニで割と中核のシフトをこなしていた私は

朝6時から日中を除く深夜勤務まで不規則な生活をしていました。

おかげさまで体が限界を迎えてしまいます。

この、体が限界を迎えるまで無理をする自分、なんとかしたいです(笑)

大好きなセブンを辞めるのは本当に心苦しく切なくつらいものでした。

それと同時に、芸能プロダクションのほうから店舗を出すことになったから

店長を任せたいとのオファーをいただくことに!!!

地元秋田で活動するタレントやアーティストのグッズやチケット販売をするお店。

秋田には初の芸能のアンテナショップです!!

ジャニーズショップみたいなイメージ???

次から次へとめまぐるしい私の人生はここからさらに拍車をかけて変化していきます!

雇われとはいえども店長という責任ある立場。

在庫の管理から売上金の管理までしっかり行わないといけません!!

でも、今までの経験のすべてを活かすことができます。

在庫や売り上げ管理は販売職の経験が役に立ちます。

ストアオペレーションももちろん今までの経験から培われたもの。

秋田県の芸能事情なんかも中学のときから演劇をしていたからこそのつながりもあります。

自分の得意なものをすべて発揮できる仕事と言えるんです。

お店では販売の他、イベント的にライブをしたこともありました。

ですが、これまた思うように経営が上手くいかず、手元の残金が1万円に・・・

このままでは身が持たないというギリギリのところまで粘って遂に出勤できなくなってしまいました。

またしてもギリギリまで無理をする(笑)

好きなことを続けていく難しさを何度も何度も味わいました。

でも、それでも好きなことをやめたくないという思い。

そして何より、一番の目的である”子どもたちの心の育成に関わるエンターテイメント”

これを確立させたい!!

芸能の仕事を退いてから様々なことを考え始めます。

いよいよ目的に向かって動き出す時なんじゃないかって。

表現と教育の関連性

ちょうど福島で”表現指導者養成講座”があることを知ります。

福島といえば東日本大震災の被災地です。

福島県いわき市で心の復興をテーマとした施設があり、

そこに玉川大学の太宰久夫先生を講師に迎えて表現教育について学ぶというもの。

これは受けないわけにはいかない!!!

表現教育っていうのは単なる演劇の練習ではなく

演劇のトレーニング方法を活用してコミュニケーション能力などを育てていく。

最近の学校教育では、コミュニケーション能力を高めるための学習

というものがわざわざ設けられているんです。

具体的には、ゲームやリクリエーションなのですが、そこに表現の要素を取り入れていきます。

それだけ、日々の生活の中でコミュニケーション能力を育てていくのが難しいという現実。

でも、私も子でもの情操教育に演劇が有効なことは間違いないって信じていたし

自分自身の表現についてももう一度見つめなおしたい。

そういう思いで参加しました。

参加してみて、やはり演劇のトレーニングが教育として大切だということを実感!!

でもそれと同時に

「今の教育者で表現教育ができる人はどれくらいいるのだろう?」

と思い始めるんです。

私が小学生から短大までの学校生活の中で

”表現”という分野において素晴らしい教育を受けた!!という経験がないんですよね。

保育士になってからの研修で「秋田の教育は素晴らしい」

なんていう話は聞いたことがありましたが、どこがどのように素晴らしいのかわからず。

秋田は子どもの学力ナンバーワンではありますが、表現に関してはまだまだ。

ここからカウンセラー若狭が一気に加速し始めます!!!!!!

春奈’s STORY⑤ 無我夢中の保育士時代~子どもには本気で向き合うこと!!

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第5話です

保育士になってからは本当に毎日がめまぐるしく過ぎていきました。

早番は朝7時半から。次の日の出勤時間に合わせていかに早く寝るか(笑)

とにかく睡眠時間をたっぷり確保しないと疲れが取れないんです。

子どもたちと毎日走り回って本気で遊ぶ。

大人が本気を見せないと子どもも満足しないので、毎日100%出し切る感じです。

今思えば若いからこそできたような気がします。

前述のとおりピアノは一切弾きませんでしたが、

ミュージカルや演劇の経験があったため、リズム遊びやおはなしは難なくこなしました。

毎日の保育の他に事務作業として指導案や行事記録、お便り作成などもします。

保育室の環境整備として壁面装飾や清掃、生き物の飼育・・・

やることは多岐にわたっていました。

年に1回保護者面談も行っていました。

その傍ら、プライベートも充実していて、友人との飲み会は月1ペース。

レゲエダンスのレッスンに通って、週末はクラブへ遊びにいくなど普通の若者になってました(笑)

保育士は重労働の割にお給料が少ないなんて言いますが、

しっかり体を鍛えて体調管理を万全にしていればそんなにきつい仕事ではありません。

私は睡眠時間をしっかり摂るように意識していたので、

食生活はやや乱れていましたものの、感染症の類にはかかりませんでした。

保育園や幼稚園で働いていると、子どもの感染症が流行し、先生たちもダウンしてしまうことがあります。

私の勤めていた園もインフルエンザなどが流行して園閉鎖をしなければならないこともありましたが

私は一度もうつりませんでした。

なんなら未だにインフルエンザやノロウイルスに感染したことがありません。

「体調管理も仕事のうち」これは役者の間でよく聞く言葉でした。

体調不良で穴を空けてしまうと、周りに迷惑がかかるだけではなく自分の居場所も失う可能性があります。

自分が休めば誰かが代役をします。

その代役が自分よりいい仕事をするかもしれないんです。

そうしたら一気に自分の居場所を失ってしまいます。

体調が回復しても戻る場所がある保証はどこにもないわけです。

仕事というのはいつだって替えがきくものです。

保育士だって一人欠けると困りますが、いずれ誰かが代わりをこなします。

どんなに子どもに慕われている先生でも代わりがくればその人が代役をするまでです。

いつでも必要とされるためにはまず第一に”穴を空けない”こと!

そして職場の隙間を埋める存在になることです。

足りない部分を補うことで、欠かせない存在になることができます。

私は独身の一人暮らしだったのでいつでも融通を利かせて、当番などは積極的に入っていました。

他の先生が当番に入れなくなったときは積極的に代わっていました。

そうやって保育園の隙間をうまい具合に埋めていたんです。

順調に働いていた矢先にある重大な出来事が起こります。

みなさんの記憶にも新しい東日本大震災です。

当時、私はクラス担任を受け持っていて、お昼寝後のおやつの支度をしていました。

急な地震と停電で、電話もつながらなくなりました。

保護者との連絡もつかないまま、迎えが来るのを信じて待ち続けました。

幸い秋田県は被害が少なく、電気も何日かで復旧しました。

その後、保育士として災害派遣の登録をしましたが、要請が来ることはありませんでした。

エンターテイメントの重要性に再び気付く

翌年、東京にミュージカルを観に行きました。

岸谷五朗さんが作・演出をしている”地球ゴージャス”のプロデュース公演です。

その公演は被災地支援を兼ねていて、

「子どもたちの悲しみを奪うのは日常を忘れさせるエンターテイメントだ!」

という発想の元、様々なショーが繰り広げられるお話でした。

きらびやかで笑えて泣けて本当におもしろかった!!!

それからエンターテイメントの世界にもう一度戻ろうと思うようになります。

子どもたちのために、エンターテイメントで子育て支援ができるはず!

私がずっと願っていた、目標にしていたことです。

保育士として5年半勤め、たくさんのことを学びました。

子どもも発達のことも、周りの大人の関わりのことも。

今ならこの学びを活かして芸能の仕事ができるはずだ!!!そう思ったんです。

転職として選んだ保育士の仕事をここで退職します。

それは寂しくもあったし、若干の後悔もあったけれど

新たなステップアップとして必要な決断をするべきときがきたんだと思いましたね。

保育士の本当のところ

よく辞めた理由を「やっぱり大変だからですか?」と聞かれるんですが

大変だから辞めるというのであれば1年目で辞めているでしょう。

そんな簡単なものじゃありません。好きな仕事を辞めるのはいつだってつらいんです。

また、保育士をしている頃よく聞かれたのが

「モンスターペアレントっているんですか?」という言葉です(笑)

当時ワイドショーなどを賑わせていたワードでしたからね。

はっきり言いますがモンスターなんていませんでしたよ。

保育士が子どもに対していつでも真剣で本気で向き合っていれば

保護者の方々にだってちゃんと伝わります。

感謝をされることはあっても文句をつけられることなんてありませんでした。

モンスターなんていません。

いや、心の中にはモンスターを抱えていたかもしれないけれどね。

春奈’s STORY④ 2年遅れの短大生活~臨床心理学との出会い

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第4話です

秋田に帰ってきてからは親の知り合いの紹介もあって生命保険会社に勤めました。

同時に秋田でミュージカルを再開したのですが、子ども向けの芝居をするなら

もっと子どものことを学ばなきゃいけないんじゃないかと思うようになったんです。

そこで、子どもと関わる仕事を探すのですが、資格も学歴もない私にできる仕事なんか当然ない。

社会福祉センターに相談に行ったところ、

「子ども関係の仕事をするなら短大に入って保育士の資格を取るのが一番早いです」

と言われるんです。

そりゃそうか・・・。そうだよね。

と、納得はするのですが簡単にできることじゃありません!!

まず短大に入るためには受験をしなければいけません。そして合格しなければいけません。

さらに合格したら学費を払わなければなりません。誰が払うんですか!?(笑)

でもふと思い出すんです。

高校生の時、学校の先生が役者の道を目指していた私に言ってくれた言葉を。

「お金は後からついてくる。なんとかなるもんだ」

言われた当時は「世間知らずのセンコーが何言ってんだ」と思ってましたが(笑)

確かに学費なんて奨学金を利用すればなんとかなるし、バイトをすればお小遣いも稼げる。

しかも早めに行動しないと現役からどんどん遠ざかってしまう!!

そんなわけで両親に「奨学金で何とかするから2年だけ学校に行かせてくれ」

とお願いし、仕事をしながら受験勉強を始めたんです。

私立の学校ではありますが、受験科目には筆記の他に歌やリズム打ちもあります。

ミュージカルをやっていたものの歌は苦手。

しかも楽譜が読めないという致命傷!!!

元吹奏楽部の妹に教わりながら練習をしました。

結果、なんとかギリギリ合格!いや、ギリギリアウトだった気もするけど

とにかく入学できました\(^o^)/

劇団員時代に発揮できなかった根性をここぞとばかりに見せつけてやった出来事です。

短大生活は楽しいことばかりじゃなかった

ただ、短大生になってから私に試練が待ち構えていました。

それはピアノ!!!

子どもの頃からピアノを習っていれば良かったのでしょうけれど

音楽はさっぱりな私。

受験の際に妹に教わったので楽譜を読むのはなんとかできるようになってましたが

楽器の演奏となると思うようにいかないのです。

歌いながらダンスはできるのに・・・

指を動かすだけのピアノがどうしてこんなに難しいのか!?

向き不向きもあるのでしょうけれど、私は完全にピアノ向いてませんでした。

子どもは好きだけどピアノができないという理由で

保育士を諦める人もたくさんいるみたいです。

確かにね、ピアノができると保育の内容は充実するでしょう。

でもこれだけは言える。できなくても保育士にはなれます!!!

ここだけの話、私は保育士時代一度もピアノを弾いたことがありません。

今はCDという便利なモノがありますからね~♪(笑)

なんとかなりますよ。しかもそんなに重要じゃないと私は思っています。

だって考えてみてください。ピアニストはみんな保育士になれますか?

そうじゃないですよね。そういうことじゃないですよね。

まぁだからといってピアノができなくてもいいという理由にはなりませんが。

私の短大は卒業と同時に保育士と幼稚園教諭の免許が取得できる学校でした。

どちらも国家資格ですが、単位の取得でOKなんです。

そのかわり、私はすべての試験を1回でパスしましたよ!

追試にお金かかりますからね(笑)

貧乏劇団員時代を経験して、お金にはかなりシビアになっていましたから。

臨床心理学との運命の出会い

この短大生時代に出会ったのが臨床心理学という分野。

保育士も子どもとの関わりや保護者対応でカウンセリング技術が必要になるのです。

そこでカウンセリングマインドの大切さを学びます。

相手の話を積極的に聞くということの難しさも知ります。

いかに日頃の自分が勝手なことばかり言っているかも思い知ります(笑)

中学生の頃、自分が受けたカウンセリングはこういうことだったのかと気付きます。

話を聞くことでいかに人が癒されるのか。

アドバイスされるのではなく、自分で悩んで答えを出すことがどれだけ大切か。

本当に重要な気付きを得ることができました。

その当時のノートは今でも取っておいています。

そこには

アドバイスはしない→意味がないから

と、書かれています(笑)

実際カウンセラーをしていて思いますが、

アドバイスをするよりも徹底的に話を聞く方が物事の解決につながるんですよね。

これ、本当にそうなんです。

短大では多くのことを学びましたが、私にとっては臨床心理学との出会いが一番の収穫でした。

幼稚園や保育園の実習も楽しくて仕方がなかったですね。

実習生は子どもたちも喜んで懐いてくれますし楽しいことばかり♪

この実習で挫折してしまう学生もたくさんいますが、その点私は大丈夫でしたね。

夏休みには保育園にボランティアにも行きました。

保育士は天職だ!!!そう思って疑わなかった短大生活でした!!

春奈’s STORY③ 上京編~夢を叶えて劇団に入ったけど挫折、そして社会人へ

カウンセラーの若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第3話です

高校卒業後の進路として、東京の子ども向け専門の劇団に研究生として入団します。

小学校の演劇鑑賞会や地方の文化会館などで上演することが多い劇団で

今はもう活動していないようですが劇団新児童という当時日本で一番古い児童劇団でした。

初めての一人暮らしと役者としての生活。夢を着実に実現できていることに胸が躍りました。

私も地方公演に同行し、数回舞台に立たせてもらいました!!

ダンスの先生は元劇団四季の振付師の先生で、

短期間で本当にメキメキ上達した感覚!

初めはリズム感もなくかなりのヘタレでしたが、

教えてもらったことは確実に習得しようと練習してました。

先輩からも「覚えがいい!」と褒めてもらい、やればやるほどおもしろくなっていたんです。

両親からの仕送りと、セブンイレブンのアルバイトで稼いだお金で細々と生活していました。

とにかく明日どうなるかわからない生活なのでできるだけ切り詰めて。

毎日白米ともやし炒め。お昼は塩おにぎり。みたいな生活をしていたら当然ですが体がギブアップ!!

何分栄養が足りていませんから毎日フラフラ・・・顔が濡れて力が入らないアンパンマン状態。

根性のない私はすぐに諦めて劇団を辞めてしまいました。

この当時、バイト先の友達は大学生の子が多く、とても華やかで楽しそうに見えました。

地元の友達はちゃんと就職して自分の力で生活していて。

それに比べて私はなんて情けないんだ・・・と、とても悔しくなりました。

悪戦苦闘した就職活動と初社会人生活

劇団は辞めたけどなんとなく秋田に帰りたくない。

まだ諦めたくない気持ちと、みんなに合わせる顔がないという気持ち。

相互が入り混じってとにかく秋田には帰りませんでした。

一人見知らぬ土地で就職活動を始めたんです。

スーツはもちろん、ビジネスグッツなんて一つも持っていませんでした。

面接練習もしたことない。気持ちだけで突っ走ってました。

何社も不採用になりましたが、やっとのことで雇ってくれる会社に巡り合えました。

東京で完全手作りの婚約指輪の販売をする宝石店です。

とにかくお客様に対するサービス精神が旺盛で、親切丁寧。

ここで接客の基礎、サービス業の精神を学びました。

この会社で働いた経験がなかったら、私の応対マナーなんて本当にひどかったと思います(笑)

仕事ではミスの連続で毎日のように叱られていたのですが

そんな中でも楽しさを覚え始めていた時でした。

空気のいい田舎の秋田で育った私には東京の環境が合わなかったみたいで体調不良を起こしてしまったんです。

たいしたことはないから大丈夫だと思っていたのですが思いのほか両親が心配して

ほぼ強制的に(笑)秋田に帰ることになってしまいました。

秋田に帰ると決まってからは嬉しいような寂しいような。

身体に合わないとは言えども東京は楽しいところです。

帰る前に満喫しようと思い、仕事を辞めてからも少し遊んでいました(笑)

いつでも行けるからと後回しにしていた劇団四季のミュージカルを観に行ったり。

観れば観るほど魅かれるんですよね。やっぱり芝居はいいものなんです。好きなんです!!

秋田に帰ったらのんびりアマチュアとして演劇をやってみよう!と思うわけです。

人生を大きく変えてくれたアルバイト先、セブンイレブン

また、この時本当に貴重だなと思ったのがバイト先で出会った友達です。

セブンイレブンで出会った友達は本当にいい人ばかりで、田舎者の私を遊びに連れて行ってくれたり

秋田に帰るとなった時は見送りにも来てくれました。送別会ではみんな号泣してくれて(´;ω;`)

オーナーや店長も本当にいい方でたくさんお世話になりました。もはや第二のふるさと。

秋田にはこの当時セブンイレブンが進出していなかったので、

いつか秋田にセブンができたら絶対オープニングスタッフになる!!と心に決めていました。

この時から10年後・・・まさか本当にこの夢が叶うとは思っていなかったのですが(笑)

春奈’s STORY② 人間関係に悩んだ高校生活~子どもの可能性に気付いたとき

カウンセラーの若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第2話です

幼少期から中学生編はこちら

高校生になると中学生の頃のように委員会や部活動は一切入らず、

秋田のアマチュア劇団の方々と一緒にお芝居をやるようになります。

1年生の頃は演劇講座を受講。

高校生から大人まで参加できる講座で、発声や活舌などの基礎やトレーニング方法を学び、

一つの作品を仕上げて発表をしました。

この時に準主役ともいえるような出番の多い役に抜擢されて嬉しいやら焦るやら。

学校の授業中も台本を読み齧り、必死にセリフを覚えました。

大人の方々と芝居をやってみて、自分の演技なんか本当にまだまだ未熟で通用しないんだと実感するんですよね。

でも演出家の先生に「中学校演劇でも悪い指導は受けてなかったんだと思うよ」とおっしゃっていただき、

なんとなく救われた思いでした。

ただ、中学校で演劇部に入っていたと言えども、きちんとした指導者がいるわけでもなく、

練習方法もこれであっているのかみんなわからないまま手探りで行っている状態だったので、

自信は全くなかったんです。遅れを取り戻そう!!と必死でした。

2年生からはミュージカルに参加しました。

こちらは小学生から大人まで参加できるもので、初めて歌とダンスに挑戦したんです。

演技だけでも大変なのに歌って踊る・・・しかも私、低血圧じゃなかったっけ?

と思いながらも練習していくうちに、徐々に慣れてきてなんとか披露できるまでに成長しました。

ここで小学生と一緒に芝居を作り上げていく中で、

演劇の未来をつなげていくためには子どもたちの力が必要不可だと気づきます。

子どもが演劇に興味を持たなかったらもう演劇は終わりなんだと。

そこで高校を卒業したら子どもたちに向けた芝居がやりたい!と思うようになります。

まだこの時は子どもについて学ぼうとまでは思っていませんでしたが、

単純に子どもたちの演技を見て素晴らしい!って思ったことは覚えています。

どうせ子どもには無理だろう。子どもには難しいだろう。

そういう思い込みがあることで、子どもの可能性を摘み取ってしますことがあるんだと思うんですよね。

全然無理じゃない。むしろ大人よりいい芝居をする。

だって子どもの方が感情表現が素直で上手ですからね

初めて人間関係に悩んだ高校生活

将来の進路が私の中で完璧にイメージできて、もはや突き進むのみとなったわけですが

高校生ならではの悩みももちろん抱えていました。私は実業高校でクラス替えがなく、しかもほぼ女子クラス。

女同士の見えない壁というか亀裂というか派閥というか。何か上手くいかない感じを経験します。

「女同士は面倒くさい」そんな気持ちでしたね。

今は人間関係を円滑にする方法を勉強してきたので平気ですが、やはり女の人間関係は難しいものがあるんだと思います。

女性というのは感情の生き物ですからね。気持ちや気分次第で態度が変わってしまうこともしばしば。

それが大人げないことだとわかっていても、どうしても切り離せない部分がありますね。

まさに女子から女に変わる境目の時期ならではだったのかもしれません。

でも、このときの気持ちも大人になったら一切なくなってるもんなんですよね。

さすがに高校生の頃の気持ちをアラサーになるまで引きずることもなく、一時のものだったんだなって感じます。

今人間関係が上手くいかなくて悩んでいる方も、きっと一時のものなんだと思いますよ。