心と体はつながっている!大腸炎とうつの関連性

心の不調を整えるためには実は腸内環境を整えることが大事だというのをご存じですか?

「腸は第二の脳」と言われるように、腸と脳が関連しているという話は結構前から聞いてはいたのですが、先日きちんとそのことが立証されたんだそうです。

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大腸炎がうつを引き起こす!?

こちらの研究では大腸炎とうつの関連について調べられています。

潰瘍性大腸炎は炎症性サイトカインIL-6が起源となり、脳神経にダメージを与えてうつの症状を発生させるということがわかったそうです。

また、乳酸菌が大腸炎を防御してくれるので、その結果うつの発症を抑えることになるということもわかったそうです。

腸と脳の関連性、以前から言われてはいましたが、ここまで具体的に解明されてきたとなるとやはり放っておくわけにいかないですね!!

うつは心と言うより脳

そもそもうつの症状を「心の問題」「気持ちの持ちよう」みたいに考えている方は、まずその考えを少し柔軟にしていきましょう。

うつは確かにストレスが引き金となって引き起るかもしれませんが、あくまで引き金なのです。人に危害を加えるのは引き金ではなくて銃弾の方ですね。

その銃弾に当たる部分は脳に由来しているんです。

うつの症状を引き起こす原因は脳内のセロトニンの不足であることがわかっています。

しかもこのセロトニン、実は腸内でも作れらているんですってよ。むしろ脳より腸で作られている割合の方が断然多い。

心と体はつながっている

え?なになに?もはや腸の問題なわけ???

そう思えてきますよね。もちろんうつには様々な問題が重なり合っていることもあります。

過度のストレスだけじゃなくて、プラス睡眠不足とか。

大腸炎だけじゃなくて、プラスαというかんじで。

だから一概には言えないと思いますが、腸内環境を整えることでうつの症状の改善が見込めるのならやらない手はないし、日頃から気を付けることが予防にもなりますよね。

心と体はつながっているという話をよくするのですが、それを立証する良い例かと思います。

体に良いことはやはり心にも良いのですよ。

逆に体に悪いことは心にも悪い!!この視点を忘れてはいけないですね。

思い込みが大きな力を発揮することがある!漫画「4番サード」に見る心理効果

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。(プロフィールはこちら

私の好きな本のおススメ動画です。本というか漫画です(笑)こういうとき、自己啓発本とか紹介するといいんでしょうけどね。もちろん自己啓発本も読みますよ!!でも有名な自己啓発本の紹介は他の人がしてると思うので、そちらを検索してみてください。あくまで私は漫画で。

青山剛昌先生の描かれた漫画「4番サード」は本当名作です!!ファンタジーだけど、心理学的な要素も含まれています。

思い込みが作用する

どんな球も打てるバットを手に入れた主人公。実は「どんな球も打てる」と思い込むことによって本人の持っている実力を引き出していたという話。

こんなの漫画でしょ。と思うかもしれませんが、実際に思い込むことによって成果が上がることがあるんですよ。

スポーツはイメージも大事だと言われていますからね。打てるイメージを持って打席に立つと実際に打てるようになる。逆に空振りするイメージを持って臨むと打てない。

イメージすると、脳がそのイメージを実現化しようとするそうです。実現するための行動をとれるような指令を出すようになるんです。だからイメージはより具体的にするのが成功の秘訣。潜在意識って本当にすごいですよね。イメージできることは実現できるという言葉もありましたよね。

高校球児のひたむきさが爽やか

まぁいろいろと語りましたが、この漫画の素敵なことろはとにかく勝ちたい!という高校生のひたむきな姿が良いのですよ。理屈抜きでね、本当に爽やかで良い。

私はこういう話を見るだけでもストレス発散になると感じています。なんかスッキリするよね。

ぜひみなさんも読んでみて欲しいです!

子どもの遊びは中断してしまうと余計気になっちゃう!ツァイガルニク効果とは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

子どもが遊んでいる最中に「ご飯にしよう」
と声をかけても「まだ遊ぶ~」と言うので
ご飯を食べてから続きを遊ぶ約束をしたんだけど

母:散らかってるから片付けちゃえ~
どうせご飯食べたら忘れてるでしょ♪

って思っていたのに食事後・・・

子:「あれ?おもちゃは?」

母:覚えてた―――!!(笑)

なんていうことはありませんか?(笑)

ピンポイントすぎて当てはまらないですかね?
でも、似たようなことがあると思います。

中断したら気になっちゃうツァイガルニク効果

人はやり遂げたことより中断したことの方が
より鮮明に覚えている。

これをツァイガルニク効果といいます。

夢中になって取り組んでいる最中は緊張感がありますが
やり遂げるとその緊張感は薄まってしまいます。

緊張している間のことの方がより記憶に残るのです。

身近なツァイガルニク効果

続きが気になるのもこの心理。
テレビドラマやアニメでCMが入る前って
「この先どうなるんだろう?」という途切れ方をします。
次週に続く時もそうです。

途中で終わってしまったことって続きが気になりますもんね。
私は名探偵コナンが好きなのですが
連載が長期に渡って中断した時は
もう続きが気になって気になって仕方ありませんでした!
連載が再開したら即買いに行きましたから(笑)

子どもの遊びも中断したら余計気になる

このように、中断してしまうとより気になる。
だから子どもの遊びを中断させてしまうと
満足感を味わえないうえに
ず~っと遊びが気になってしまいます。

お気に入りの遊びを何度も繰り返しするのは
全然悪いことじゃないですけどね。

遊びを中断してご飯とかお風呂とか
別の活動に入って
「まぁ今に忘れるだろう」なんて
大人都合で考えていると
結構な確率で裏切られます(笑)

ちゃんと覚えているんですよね。

子どもの記憶を侮ってはいけません。
一生懸命遊んでいるんですから。

だからと言って
いつまでも遊ばせておけない時もありますよね。
ご飯やお風呂や外出などなど・・・
時間で動かないといけないこともある。

続きをするっていっても
出しっぱなしじゃ邪魔だし・・・
でも片づけたら片付けたで
「続きやりたかったぁ~~~」って
ぐずっても大変だし・・・

これ、本当にジレンマですよね(´;ω;`)

私だったらズボラだから
「どうせまた散らかすなら出しっぱなしでいいや~」
ってなっちゃいそう・・・(笑)

あなたはどうですか??

 

ラベリング効果で子どもは大人の思った通りに育っている!?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

ラベリング効果を知っていますか?
「あなたって優しい人よね」と言われると
言われた通り優しい人になる
ラベルを貼られたかのように行動するようになる。

血液型占いもラベリング効果

このラベリング効果はとても身近にあって
血液型による性格診断はまさにラベリング効果によるもの。
本当は血液型によって性格が異なるなんてことは
医学的には何の根拠もないそうで
こういうことを言うのは日本だけらしいです。

例えばA型の人は几帳面とかきれい好きとか言いますよね。
そういう話を聞くと
「あ、私はA型だから几帳面なんだ」と
潜在意識に刷り込まれていき
本当に几帳面な人になるんですよ。
几帳面な人の行動をとるようになるといいますか。

私もA型ですが確かに几帳面なところもあるけど
必ずしもそうじゃない、大雑把なところもある。
まぁ血液に性格を左右する成分はないってことでしょう(笑)

子育てのラベリング効果

このラベリング効果は子育てにも知らないうちに発揮されていて
「○○ちゃんはお姉ちゃんだからね」
と、言われると年下の子を面倒見たり
お姉ちゃんらしくしっかりしてくることもあります。

私も長女なので、妹が生まれてから
「春奈はお姉ちゃんだから」と言われ続けたことで
なんだか立派になれたような優越感の覚えがあります。
下の子が生まれると上の子は寂しくなる
という話もありますが、
「お姉ちゃんだから」と言われることが
必ずしもマイナスに働くとは限りません。

また、「あなたはいつも言うことを聞かない子ね」
なんて言い続けていると
「自分は言うことを聞かない子」
というラベルを貼ってしまうかもしれません。
そしていつも言うことを聞いてくれなくなる。
実は言うことを聞かない子は
大人がラベル貼りをしてしまっているのかもしれませんよね。

どうせラベルを貼るならプラスの言葉で貼りたい。
「いつも元気で楽しいね」とか。

自分自身へのラベリング効果

それに、このラベリング効果は自分自身へも働きます。
「私って何をやってもダメだな」と思っていると
本当は出来ることでも出来なくなってしまったり
「料理できないな」と思っていると
料理できなくなる ←私です(笑)

どうせなら前向きに貼ってしまいたいですよね。
料理はできないけど掃除は上手!!とか
初めての子育てこんなにできてすごい!!とか。

パートナーへのラベリング効果

また、パートナーにも上手にラベルを貼ってみるといい。
「あなたは本当に優しい」って言っていると
優しい人の行動をとるようになっていくし
「家事が上手」って言っていると
はりきって家事をするようになる。

そしてマイナスにも働きますからね。
「仕事ばかりで全然家事も育児もしてくれない」
と言い続けていると
「自分は家事も育児もしない人」と刷り込まれてしまいます。

「あなたは○○な人」
この言葉は相手にとても影響しますので
使うなら絶対前向きに使った方が良いですね。

ギャップ萌えでイメージアップ!?ゲインロス効果とは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

今日はゲインロス効果についてのお話です。
ゲインロス効果とはプラスとマイナスの変化が大きいほど
相手に強く印象を与えるという心理現象です。

簡単に言うとギャップです。
ギャップがあるほど与える印象が大きいです。

これはゲイン効果とロス効果の二つを合わせた言葉で
ゲイン効果とはプラスイメージ
ロス効果とはマイナスイメージに働くことを言います。

例えば

めっちゃ悪そうな風貌の男の人が
小さな子どもを笑顔であやしていたら・・・

え?こんな一面もあるんだ。
てか、むしろいい人じゃん?

と、イメージが「見た目悪そうだけど優しい人」
みたいにプラスに変化します。
これがゲイン効果。

反対にすごく大人しくて清楚な女性が
陰で職場の後輩をねちねちいじめていたら・・・

え?こんな人だと思わなかった。

と、イメージがマイナスに変化します。
これがロス効果です。

ゲインロス効果はイメージアップにもイメージダウンにも
働くことがあります。

恋愛のテクニックとしてよく紹介されていますが
成功するかはあなた次第(笑)

 

「ダメ」って禁止するほど逆効果に!?カリギュラ効果とは

https://youtu.be/ss2Fu9educQ
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以前もブログに書いたことがありますが今日は
カリギュラ効果のお話です。

禁止されると破りたくなるカリギュラ効果

ダメって言われるとやりたくなる。
禁止されると破りたくなる。
人にはそういう心理が働きます。

子どもって本当に何回ダメって言ってもわからない!
そう思うことありませんか?

心理学的にいうとこれって当たり前のことなんですよね。
触っちゃダメって言えば言うほど触りたくなるし
入っちゃダメって言えば言うほど入りたくなる。

身近なカリギュラ効果

子どもだけじゃなくて大人でもあります。

ダイエット中「食べちゃダメ」と思うと
もう頭の中はこってりしたものでいっぱいに(笑)

中身が見えない袋とじは
破いて見たくて仕方ない(笑)

鶴の恩返しのおじいさんとおばあさんもそうですよ。
「部屋を覗かないでください」って言われたのに
覗いちゃったからサヨナラしなきゃいけなくなった。
子どもの頃はあのお話を聞くたびに
「なんでダメって言われたのに覗いちゃったの?」
と無邪気に思っていました(笑)

禁止しない方法はある?

じゃあ禁止する以外に何か良い方法はない?
って思いますよね。

できれば禁止の言葉を言わなくても
してはいけないことは”できないように”
大人が環境を整えるのがまずは先。

ストーブの周りに柵を作ったり
高いところに登れないようにしておいたり。
おやつは食べる分だけ用意して
残りは見えないようにしたり。

危険なことはその旨を伝えたり。
小さいうちはわからないかもしれない。
それでも繰り返し伝えることも大切ですよね。

禁止しちゃいけないからって
なんでもOKしていいかと言うと

そうではないのでそこは間違えないでね。

でも「ダメ」っていうワードが禁句だと思うと
それもつらいですよね。
今より減らすように心掛けるところから
初めてみてはどうでしょう。

心掛けているとそのうち習慣化されていきます。
それに、「ダメ」って言うほど逆効果だと思うと
別の言い方した方が良いよねって
自分自身で気づく時がありますよ。

 

あ、最後に

秋田県は少子高齢化率ワーストで
若者が県外流出してしまうことを食い止めようと
様々な試みがされていますが
「県外に出て行くな」と言われれば言われるほど
出て行きたくなるという心理が働きます。

なのでいつも逆効果なのになぁと思っています。

「いつでも出て行っていいし帰って来ていいよ」
ぐらい大きい心で送り出した方が
帰りたい場所になるような気がするけど・・・

 

思い込みで痛みが消えちゃう!?プラシーボ効果とは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

プラシーボ効果をご存知ですか?
これは有名だから聞いたことある人も多いと思います。
簡単に言うと「思い込みの効果」です。

ビタミン剤も薬のように効いちゃうプラシーボ効果

頭が痛いという人に
「これは頭痛に効く薬ですよ」と言って
ただのビタミン剤を飲ませてみると
「薬を飲んだから頭痛が治る!」と思い込んでいれば
本当に頭痛が治まってしまう。
まさに病は気から。といったところ。

このプラシーボ効果は
体験したことのある人も多いのではないでしょうか?
私はすごく単純なので食べすぎたときに胃薬を飲むと
飲んだだけでスッキリしてしまいますし、
除菌スプレーをしただけで
めっちゃきれいになった気がしてしまう(笑)

子育てのプラシーボ効果

子育てにはこのプラシーボ効果が働く場面がよくある。
私も実際に行ったことがありますが
「○○が痛い・・・」と訴える子どもがいたとします。
実はその訴えが甘えたい気持ちからきている場合
「じゃあお薬塗ろうね」と言って
手の甲などに保湿剤を少し塗ってあげると
元気になる・・・という場面。

ただ、本当にケガや病気がないかどうかは
きちんと視診してからじゃないとダメよ。

”手当て”という言葉は本当に字の通りで
手を当ててあげることで癒しの効果があるんですよ。
甘えたい、構って欲しい、自分だけを見て欲しい。
そんな気持ちに対して
「本当は痛くないくせに」なんて突き放さないで
気持ちを受け止めてあげることで元気になる。
ケガや病気がなくても痛いんです。その子にとっては。

この場合はプラシーボ効果が働いただけじゃなく
ちゃんと向き合ってくれたという満足感から
痛みが消えたとも言えますね。

プラシーボ効果が働くその他の場面

他にもプラシーボ効果が発揮される場面としては
ノンアルコール飲料も「アルコールが入ってる」
と思い込んで飲むことで
酔っぱらったようにご機嫌になる人もいます。

成分が同じ市販薬と病院の処方箋では
病院の処方箋の方が良く効くような気がしてしまいます。
実際病院で処方される整腸剤は
市販の乳酸菌飲料と同じだと病院で言われたことがあります。

思い込みの効果はできればプラスに働かせて
自信につなげていけるようになるといいですね。

 

子育てによくあるダブルバインドという危険なコミュニケーション。子どもを混乱させないためにできることとは?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら)

みなさんはダブルバインドと言う言葉をご存知でしょうか?
日本語で言うと二重拘束という意味です。
二つの矛盾したメッセージを受け取った人が
その矛盾点を指摘できずにどちらも実行しようと
がんじがらめになってしまう状態のことです。

はい、ちょっと何言ってるかわかんないですよね(笑)

子育てによくあるダブルバインド

例えばあなたは小学生です。
あなたのお母さんはあなたに
「ちゃんと勉強しなさい」と言います。
そうですね、勉強はしなければなりません。納得。
さらに「子どもなんだから外でたくさん遊びなさい」とも言います。
そうですね、子どもらしくハツラツと遊んだ方がいい。納得。

でも”勉強すること”と”外で遊ぶこと”は同時にはできない。
結局どっちが大事なの?
どっちもやらなきゃいけないの?どうしたらいいの?
こうなってしまうと身動きが取れません。
しかも自由な選択も出来ません。

これがダブルバインドです。

でもこれ、あるあるだとは思いませんか?
私も子どもの頃母に言われましたよ、両方とも。
私は家の中でお絵描きするのが好きでしたから。
なので両方とも無視しました(笑)

無視ができれば特に問題はないですが
こういう拘束は子どもの思考を停止させてしまいます。
ダブルバインドは受けたほうが
ストレスを感じるコミュニケーション。
実は子育ての場面以外でもあり得ることです。

日常によくあるダブルバインド

職場の上司から
「指示待ちしないで自分で動け」と言われたかと思うと
「なんで相談してから動かないんだ!」と叱られたり

「正直に話せ」と言われて正直に話したら
「なんでそんなこと言うんだ」と責められたり。

あと、晩御飯は何がいいか聞いたら
「なんでもいい」と言うから準備したのに
「他のがいい」と言われたり。

結構日常にあることなんですよ。
私も経験あります。すごいストレスですよね!!
パワハラの場面なんかにもよくある。

営業テク、恋愛テクとして使われるダブルバインド

相手を思考停止に追いやって逃げられなくする。
厄介なコミュニケーションです。
この厄介なコミュニケーションは営業や恋愛テク
としてもよく紹介されています。

「美味しいお店を見つけたから一緒に行かない?
〇日と〇日どっちがいい?」

みたいな誘い文句。
「〇日と〇日」と選ばせているように見えて
肝心な「デートに行くor行かない」の選択をさせません。
こう誘うことによって断られにくくする
という恋愛テクニックです。

デートに行く前提で話を進め、
相手に逃げ道を与えないコミュニケーションです。

でも忘れないでください。
ダブルバインドは相手にストレスを与えるコミュニケーション。
思考停止に追い込まれた相手がデートに来てくれたとしても
その先に進める保証はありません。

たぶんそれで上手くいくカップルなら
テクニックなんか使わなくても上手くいってると思う。

小手先のテクニックで人の心を操ることなんかできない。
人間関係はそんなに甘いものじゃありません。
というのが私の考えです。

子育ての場面でダブルバインドにならないために

話逸れちゃいましたね。
子育てにおいてダブルバインドにならないためには
一貫性が大事です。
一貫性がないと子どもは混乱してしまいます。

昨日言ってたことと今日言ってることが違う。
これは混乱します。

パパとママで言ってることが違う。
これも混乱します。

学校や園で言われることと家庭とで違う。
これも混乱します。

一貫性を持つためにはまずパパとママが
自分自身の軸を持つことかな。
スタートはそこからのような気がします。

ネガティブ思考が止まらない!!それは○○の癖が原因かも!?

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

以前、リフレーミングという考え方をご紹介しました。

ネガティブをポジティブに変換する魔法をかけよう!短所が個性に変わるリフレーミングとは?

リフレーミングとは、今まで捉われていた枠を外して、物事を良い方向に考えてみるという方法。捉え方を変える。解釈を変える。そういうかんじですね。

子育てにおいても、仕事においても、人間関係においても応用できる考え方なので、ぜひ習慣的にリフレーミングができるようになっておくといいと思うのですが、慣れるまでは違和感があるかもしれません。

というのも、例えば「神経質な私」ということをリフレーミングすると、「細かいことに気が回る」とか「丁寧に仕事ができる」とかになるのですが、なんとなくこじつけのような、無理やりのような気がしてしまうんですよね。

自分や他人の悪いところばかり目についてしまう人にとって、この考え方って受け入れがたいと思います。

でも、悪いところに目が向いたり、悪い方に考えてしまったりするのってそもそも考え方の癖なんです。同じ事態に陥っても、悪い方に考える人と、そうじゃない人がいます。

今日は8月21日ですが、「もう21日!」と思う人もいれば、「まだ21日!」と思う人もいます。同じ時間を生きていても考え方や捉え方が違うんです。不思議ですよね。前者は切羽詰まっているかんじがするし、後者はゆとりをかんじます。これはその人の心の状態によって変わるものです。

考え方の癖は多少無理やりにでも、意識しようとしれば改善することができます。でも慣れるまでには時間がかかったり、難しく感じたりします。

私も悪い方に考えてしまう時期があったんですよ。自分に自信がないから「どうせダメだろうな」ってネガティブに考えてしまうときがありました。でも、不思議と友達に何か相談をされたときって前向きな捉え方で答えていたんです。

例えば友達に「彼氏からメールの返事が来ないんだよね。もう気持ちが冷めたのかな?」と相談されたら「もしかしたら忙しいだけじゃない?」とか「頻繁にメールしなくてもいいくらい信頼関係ができてるんじゃない?」とか。そう言いながらいざ自分のことになるとネガティブに考えてしまうことが多いのですが。

でもふと考えたときに、「どうせ一人で思い込むなら前向きに思い込んだ方がいいかな」って思うようになったんです。確信のないことで勝手にネガティブになりすぎている自分に気付いたんですよね。

それから少しずつ物事の良い面に目を向けていけるようになりました。

初めは無理やりでもいいんですよ。小さなことでもいいからリフレーミングしてみたらいいと思います。

いやー、どうしてもネガティブ思考が止まらないんです。私ってダメですよね・・・。って思っているあなた!ネガティブ思考だってリフレーミングできます。悪い方に考えてしまうのはそれだけリスクに対する備えができるという利点があります。

そもそも、こんなことを書きながら言うのもなんですがポジティブで楽観的すぎるのは逆に危ないです(笑)それはともすれば勘違いをしてしまったり、自分にとって都合の良い捉え方ばかりになって、周囲に迷惑をかけることもないとは言い切れません。

どんなことにも、どんな人にも良い面と悪い面があって当たり前です。少しずつでいいんです。良い面に目を向ける機会が増えていくように、リフレーミングをしてみることをおススメします!!

一人では難しい・・・そういうときはぜひご相談くださいね!!

 

ほめ言葉でモチベーションが下がる!?アンダーマイニング効果とは?

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。(プロフィールはこちら

https://youtu.be/xmapnZBc2Hw

報酬を与えるとモチベーションが下がる!?

動画での説明した通り、自分が好きで自ら進んで取り組んでいることに報酬を与えてしまうとかえってモチベーションダウンしてしまうというのがアンダーマイニング効果。

例えば、ボランティアでクリーンアップに参加していた人が、そのがんばりを認められて今度からお給料を出します!と言われた場合。

まぁお金がもらえるのは素直に嬉しいでしょう。でも今までボランティアでやっていたから気持ちが良かったのに、お給料をもたってしまうとなんだか後ろめたい。

私もボランティア活動に参加していたことがありますが、あれははっきり言ってお金をもらわないからこそ楽しいんですよ。給料制になってしまうと責任も生じます。ただ楽しいだけの活動ではなくなってしまいます。

ほめ言葉は外発的動機づけ

ほめ言葉も外発的動機づけの一種。子育てには「ほめて育てましょう」ということが盛んに言われています。でも、ほめてやる気を出してもらうやり方をしていると、ほめられることが子どもにとっての動機になりますね。

そうなるとほめられなければがんばらないことになってしまいます。

確かにほめられると大人だって嬉しいし気分がいいです。でもやる気とは別問題です。お片づけをしてほめていると、ほめられなければ片づけないということになっていきますよ。これは片付けの意義が伝わっていないから。あるあるだと思います。

ほめ言葉は見下している相手への言葉

さらに、アドラー心理学ではほめ言葉は上から下の者へかける言葉であり、見下している相手への言葉だとされています。したがって、子育てにおいてほめ言葉は不要。使わない方が良い。

ほめられる。ということは、今まで出来ないと思われていたからほめられたんだ。という捉え方をしてしまい、自己肯定感が下がってしまうこともあるそうです。

初めから片付けだがきちんとできている子に「お片付けして偉いね」なんて言わないです。使ったものは元の場所へ戻す。これは習慣として身につけるべきことです。ほめられてやることじゃないですよね。

ほめるはずがおだてている

さらに気を付けたいのが、ほめてやる気をアップさせようとしていたつもりなのに、気が付いたら子どもをおだてているだけだったというケース。

これもあるあるだと思います。私も身に覚えがありまくりです(笑)子どもたちをほめてやる気にさせて、「いいよいいよ!その調子!」と乗せて「今日もいい保育したわ」なんて自己満足しているけど、肝心の子どもたちの内面は育っていたのかい?ということなんですよ。

先ほどの片付けの例でいえば、元の場所に戻すことで次また同じ遊びがしたいときにすぐにおもちゃを見つけられるということや、他の子が遊びたいときに元の場所にないと困ってしまうことや、部屋が片付くとすっきりして気持ちがいいことや、散らかしっぱなしにしていると、おもちゃを踏みつけて壊してしまったり、足を痛める恐れがあることや、まだまだたくさん伝えるべき「片付けの意義」がありますね。

それらの意義をすっ飛ばしてとりあえず早く片付けさせるためにほめまくる。これは子どもをおだてて自分の都合の良いように動かそうとしているだけ。

ほめるより認める

ほめ言葉は使い方次第なところがあります。ほめてやる気がアップすることも実際はありますからね。でも使い方を間違えるとあまり効果がない。

だったらいっそのことほめることはやめちゃったほうが良いと思いますよ。「今ほめるのって効果あるかな?」「このほめ方良いのかな?」と不安になるくらいならやらない方が良い。

ほめるより認める方がよっぽど良いですよ。そのまま、ありのままの姿を認める。認めるという行為は評価ではないですからね。誰でもできるし、ほめるより簡単です。

「お片付けしてくれたんだね」「今日もたくさんお絵描きしたね」「ご飯全部食べたね」など、子どもの行動を評価せずありのままを受け止めます。これだけでも「ぼくのことを認めてくれてる」という気持ちになれますし、自己肯定感アップにつながります。

なにより使い方に悩まずに言えるからほめるより気軽にできるはずです。

ほめるの難しいな。ご褒美で上手く子どもを誘導できないかな。なんて悩むくらいなら子どもの行動を認めるという方法をおススメしますよ。