来た人を楽しませる最高の披露宴に行ってきた話

育児ストレス悩み相談室の若狭春奈です。(プロフィールはこちら

先日、以前働いていた会社の人たちの結婚式に参列してきました。
以前働いていた会社というのが私の場合特殊でして・・・(笑)
芸能プロダクションの所属アーティストの結婚式だったんです。
なかなかそういうつながりの結婚式ってないですからね。

地元秋田を拠点に活動しているタレントさんや
東京で活動している方も多く訪れ、とても華やかな会場でした。
こんな式、二度と参加できないのではないかしら?

余興もすごく豪華で本格的な歌やダンスのステージパフォーマンス。
もはやディナーショーのような余興でした。
ご祝儀の他におひねり渡したいと思ったくらい。
来た人を楽しませたいという新郎新婦の想いが伝わる最高の披露宴でしたね。

大変満足したわけですが、別にそういう披露宴をやれというわけじゃありません。
結婚式や披露宴は新郎新婦のためのものなので
本人が満足すればそれでOKなのだと思います。
ただ、「人を楽しませたい」という気持ちはすごく大事だと思うのです。

アドラー心理学で有名なアドラー先生もおっしゃっていますが
人を楽しませることを考えていると憂鬱な気持ちはなくなっていく。
結局自分の気持ちが内側に向いて自分のことだけを見ていると
だんだん孤独になっていくし、憂鬱にもなっていくんです。

でも自分のことで精一杯なときって人のことなんか構っていられないですよね。
だからこそ、そういうときこそ、
人を楽しませることを考えられようになるといいですね。

ではエンターテイナーは憂鬱になることはないのかと言うと
絶対にそうではありません。
人目にさらされるということはとてもストレスです。
人目を気にすると心がすり減っていきます。
ここを乗り越えることが重要ですし、難しいですよね。

私自身も以前は演劇をやっていて、
いつも「人を楽しませたい」と思ってきました。
そしてその思いが今も根底にあると思っています。

実は楽しい空間に行くことで癒されるというよりは
自分が楽しませる側にいたほうがストレスケアになる。
このことに気付いている人は少ないかもしれませんね。

春奈’s STORY⑧ 育児ストレスカウンセラー若狭の誕生~パパ・ママの笑顔のために

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第8話です

表現教育と心のケアについてすっかり魅了された私。

表現という自分の気持ちを表す行為に対して

心のケアというのは受け止めることが重要になります。

能動と受動両方のスキルが求められることは明らかでした。

ここで短大生時代に学んだ臨床心理学が思い出されます。

カウンセリングマインドを活かして表現力を引き出すことができれば・・・

思い立ったら即行動!

カウンセラーの勉強を始めました。

と言っても、おおよそのことは短大でも学習していましたし

保育士時代に保護者の方との面談や、研修などでも学んでいたので

内容的にはほぼ復習と確認という感じではありました。

子どもの表現力を決めているのは実は大人

さて、子どもたちの表現というのはどこから学んでいるかご存知ですか?

表現というのは初めは真似から始まります。

一番身近な家族が学習の対象なんです。

あとはテレビや幼稚園、保育園の先生、お友達。

様々なところから真似をして学んでいきます。

怒り方なんて特にそうです。

周りの大人の怒り方の真似をしているんですよ。

少しドキっとしたかもしれませんが、私も真似をされる立場だったので

子どもたちの表現にハッとさせられることもしばしばありました。

子どもたちの表現力を引き出すためには

子どもたちの周りにいる大人の表現力を引き出してあげること。

これがまずは大事になると考えたのです。

現代社会に生きる私たち大人は様々なストレスを抱えています。

思うように自分を表現できなかったり、

それによってコミュニケーションがうまくいかなかったりします。

自分を表現するための第一歩としてまずは自分の気持ちを吐き出すこと。

そしてそれを否定せずに受け止めてもらえる環境が必要なんです。

これはもうエンターテイメントの世界と

カウンセリングマインドの両方を学んできた私がやるしかない!!!

そう思って、パパ・ママカウンセラーとしての若狭春奈がスタートしました。

実は今までのすべてがここに繋がっています。

人生に無駄なことって一つもないんだなと実感しています。

あなたも今悩んでいることは一つとして無駄にはなりません。

自分の気持ちを表に出すことで徐々にぐちゃぐちゃだったものが

ちゃんと整理されていきます。

そうすると今後の方向性も見えやすくなっていくんです。

パパ・ママが笑顔でいるために

あなたは自分の気持ちを十分に表現できていますか?

うまく言い表せない気持ちがありませんか?

いきなり舞台役者のような表現力を身につけることはできません。

上手に表現することが目的ではないんです。

素直に表現すること。

表現することは誰にでもできます。あなたにも。

ただ、今は様々な負荷によって鈍ってしまっているだけです。

表現することが心のケアにつながります。

その基本がカウンセリングなんです。

また、大人の心の状態は子どもと接するときにも影響することがあります。

パパ・ママが元気でいるために。

パパ・ママが笑顔でいるために。

私のカウンセリングは存在します。

春奈’s STORY⑥ 再び芸能の世界に~10年越しの夢が叶うとき

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第6話です

保育士を辞めて秋田の芸能プロダクションに加入します。

初めはモデル兼タレントみたいな位置づけで入りました。

いきなり演劇をやろう!!って思っても秋田にはまだ文化として

演劇は一般的じゃないんです。

私がアマチュアの方々とやっていた演劇やミュージカルも

観に来るのは身内ばかり。

身内同士で見せ合いっこしていてもしかたないですよね。

エンターテイメントは多くの人に興味をもってもらわないと意味ないんだから!

というわけで、とにかく芸能でできそうな仕事をいろいろやってみようと

タレントとしての活動を始めました。

その際に秋田の羽後町の農協でキャンペーンガールも務めさせていただきました。

羽後町のお米は、イラストレーターの西又葵先生が描いた萌えキャラデザインで

通称”萌え米”としてPRをはじめていたところだったんです。

米袋がとても人気で、県外からも注文が来るくらいなんですよ。

しかもお米もとてもおいしんです!!!

県内外のイベントに参加させてもらい、私もメイド服を着てPR活動しました(笑)

アラサーでメイド服・・・けっこうしんどかったです。

服装はともかく、演劇をやっていたおかげで人前で話すことには抵抗なく

農協の方々もとてもいい方ばかりで楽しく活動することができました!!

10年越しの夢が叶う!!

しかも!!芸能活動を始めるやいなやビックニュースが飛び込んできたんです!!

それは、秋田市にセブンイレブンが進出してくるという話。

しかも1号店が自宅の近くにできることがわかったんです!!

これはもう迷うことなく応募しました!!

だって、一度はセブンのバイトでお金が続かなくて劇団を辞めていたんです。

再び芸能活動を始めるというときにセブンイレブン進出の話。

運命だと思いました!!!

次こそは絶対に成功させてやる!!!と思いました。

当時の時給は日中で670円でした。でも、お金じゃない。

もうセブンで働けることがうれしくて、セブンにいられるだけで幸せな気分。

早朝から深夜まで様々な時間帯に入りました。

保育士の資格がありながらコンビニでバイトをしていることについて

「もったいない」なんて言われることもありましたが

私に言わせれば好きなことをしている自分は本当に幸せだし

むしろ好きなことをやらないほうがよっぽどもったいないと思います。

好きなことをしてお金を稼げるなんてこんな幸せなことはないです。

芸能の仕事の方は、スタッフとして支えるほうに移行していきました。

演劇をしていると、スタッフと役者を兼ねなければならない時があります。

私にとってはどちらも大切な仕事というふうに捉えていたので

これも抵抗なくこなすことができました。

春奈’s STORY⑤ 無我夢中の保育士時代~子どもには本気で向き合うこと!!

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第5話です

保育士になってからは本当に毎日がめまぐるしく過ぎていきました。

早番は朝7時半から。次の日の出勤時間に合わせていかに早く寝るか(笑)

とにかく睡眠時間をたっぷり確保しないと疲れが取れないんです。

子どもたちと毎日走り回って本気で遊ぶ。

大人が本気を見せないと子どもも満足しないので、毎日100%出し切る感じです。

今思えば若いからこそできたような気がします。

前述のとおりピアノは一切弾きませんでしたが、

ミュージカルや演劇の経験があったため、リズム遊びやおはなしは難なくこなしました。

毎日の保育の他に事務作業として指導案や行事記録、お便り作成などもします。

保育室の環境整備として壁面装飾や清掃、生き物の飼育・・・

やることは多岐にわたっていました。

年に1回保護者面談も行っていました。

その傍ら、プライベートも充実していて、友人との飲み会は月1ペース。

レゲエダンスのレッスンに通って、週末はクラブへ遊びにいくなど普通の若者になってました(笑)

保育士は重労働の割にお給料が少ないなんて言いますが、

しっかり体を鍛えて体調管理を万全にしていればそんなにきつい仕事ではありません。

私は睡眠時間をしっかり摂るように意識していたので、

食生活はやや乱れていましたものの、感染症の類にはかかりませんでした。

保育園や幼稚園で働いていると、子どもの感染症が流行し、先生たちもダウンしてしまうことがあります。

私の勤めていた園もインフルエンザなどが流行して園閉鎖をしなければならないこともありましたが

私は一度もうつりませんでした。

なんなら未だにインフルエンザやノロウイルスに感染したことがありません。

「体調管理も仕事のうち」これは役者の間でよく聞く言葉でした。

体調不良で穴を空けてしまうと、周りに迷惑がかかるだけではなく自分の居場所も失う可能性があります。

自分が休めば誰かが代役をします。

その代役が自分よりいい仕事をするかもしれないんです。

そうしたら一気に自分の居場所を失ってしまいます。

体調が回復しても戻る場所がある保証はどこにもないわけです。

仕事というのはいつだって替えがきくものです。

保育士だって一人欠けると困りますが、いずれ誰かが代わりをこなします。

どんなに子どもに慕われている先生でも代わりがくればその人が代役をするまでです。

いつでも必要とされるためにはまず第一に”穴を空けない”こと!

そして職場の隙間を埋める存在になることです。

足りない部分を補うことで、欠かせない存在になることができます。

私は独身の一人暮らしだったのでいつでも融通を利かせて、当番などは積極的に入っていました。

他の先生が当番に入れなくなったときは積極的に代わっていました。

そうやって保育園の隙間をうまい具合に埋めていたんです。

順調に働いていた矢先にある重大な出来事が起こります。

みなさんの記憶にも新しい東日本大震災です。

当時、私はクラス担任を受け持っていて、お昼寝後のおやつの支度をしていました。

急な地震と停電で、電話もつながらなくなりました。

保護者との連絡もつかないまま、迎えが来るのを信じて待ち続けました。

幸い秋田県は被害が少なく、電気も何日かで復旧しました。

その後、保育士として災害派遣の登録をしましたが、要請が来ることはありませんでした。

エンターテイメントの重要性に再び気付く

翌年、東京にミュージカルを観に行きました。

岸谷五朗さんが作・演出をしている”地球ゴージャス”のプロデュース公演です。

その公演は被災地支援を兼ねていて、

「子どもたちの悲しみを奪うのは日常を忘れさせるエンターテイメントだ!」

という発想の元、様々なショーが繰り広げられるお話でした。

きらびやかで笑えて泣けて本当におもしろかった!!!

それからエンターテイメントの世界にもう一度戻ろうと思うようになります。

子どもたちのために、エンターテイメントで子育て支援ができるはず!

私がずっと願っていた、目標にしていたことです。

保育士として5年半勤め、たくさんのことを学びました。

子どもも発達のことも、周りの大人の関わりのことも。

今ならこの学びを活かして芸能の仕事ができるはずだ!!!そう思ったんです。

転職として選んだ保育士の仕事をここで退職します。

それは寂しくもあったし、若干の後悔もあったけれど

新たなステップアップとして必要な決断をするべきときがきたんだと思いましたね。

保育士の本当のところ

よく辞めた理由を「やっぱり大変だからですか?」と聞かれるんですが

大変だから辞めるというのであれば1年目で辞めているでしょう。

そんな簡単なものじゃありません。好きな仕事を辞めるのはいつだってつらいんです。

また、保育士をしている頃よく聞かれたのが

「モンスターペアレントっているんですか?」という言葉です(笑)

当時ワイドショーなどを賑わせていたワードでしたからね。

はっきり言いますがモンスターなんていませんでしたよ。

保育士が子どもに対していつでも真剣で本気で向き合っていれば

保護者の方々にだってちゃんと伝わります。

感謝をされることはあっても文句をつけられることなんてありませんでした。

モンスターなんていません。

いや、心の中にはモンスターを抱えていたかもしれないけれどね。