春奈’s STORY⑧ 育児ストレスカウンセラー若狭の誕生~パパ・ママの笑顔のために

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第8話です

表現教育と心のケアについてすっかり魅了された私。

表現という自分の気持ちを表す行為に対して

心のケアというのは受け止めることが重要になります。

能動と受動両方のスキルが求められることは明らかでした。

ここで短大生時代に学んだ臨床心理学が思い出されます。

カウンセリングマインドを活かして表現力を引き出すことができれば・・・

思い立ったら即行動!

カウンセラーの勉強を始めました。

と言っても、おおよそのことは短大でも学習していましたし

保育士時代に保護者の方との面談や、研修などでも学んでいたので

内容的にはほぼ復習と確認という感じではありました。

子どもの表現力を決めているのは実は大人

さて、子どもたちの表現というのはどこから学んでいるかご存知ですか?

表現というのは初めは真似から始まります。

一番身近な家族が学習の対象なんです。

あとはテレビや幼稚園、保育園の先生、お友達。

様々なところから真似をして学んでいきます。

怒り方なんて特にそうです。

周りの大人の怒り方の真似をしているんですよ。

少しドキっとしたかもしれませんが、私も真似をされる立場だったので

子どもたちの表現にハッとさせられることもしばしばありました。

子どもたちの表現力を引き出すためには

子どもたちの周りにいる大人の表現力を引き出してあげること。

これがまずは大事になると考えたのです。

現代社会に生きる私たち大人は様々なストレスを抱えています。

思うように自分を表現できなかったり、

それによってコミュニケーションがうまくいかなかったりします。

自分を表現するための第一歩としてまずは自分の気持ちを吐き出すこと。

そしてそれを否定せずに受け止めてもらえる環境が必要なんです。

これはもうエンターテイメントの世界と

カウンセリングマインドの両方を学んできた私がやるしかない!!!

そう思って、パパ・ママカウンセラーとしての若狭春奈がスタートしました。

実は今までのすべてがここに繋がっています。

人生に無駄なことって一つもないんだなと実感しています。

あなたも今悩んでいることは一つとして無駄にはなりません。

自分の気持ちを表に出すことで徐々にぐちゃぐちゃだったものが

ちゃんと整理されていきます。

そうすると今後の方向性も見えやすくなっていくんです。

パパ・ママが笑顔でいるために

あなたは自分の気持ちを十分に表現できていますか?

うまく言い表せない気持ちがありませんか?

いきなり舞台役者のような表現力を身につけることはできません。

上手に表現することが目的ではないんです。

素直に表現すること。

表現することは誰にでもできます。あなたにも。

ただ、今は様々な負荷によって鈍ってしまっているだけです。

表現することが心のケアにつながります。

その基本がカウンセリングなんです。

また、大人の心の状態は子どもと接するときにも影響することがあります。

パパ・ママが元気でいるために。

パパ・ママが笑顔でいるために。

私のカウンセリングは存在します。

春奈’s STORY⑤ 無我夢中の保育士時代~子どもには本気で向き合うこと!!

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第5話です

保育士になってからは本当に毎日がめまぐるしく過ぎていきました。

早番は朝7時半から。次の日の出勤時間に合わせていかに早く寝るか(笑)

とにかく睡眠時間をたっぷり確保しないと疲れが取れないんです。

子どもたちと毎日走り回って本気で遊ぶ。

大人が本気を見せないと子どもも満足しないので、毎日100%出し切る感じです。

今思えば若いからこそできたような気がします。

前述のとおりピアノは一切弾きませんでしたが、

ミュージカルや演劇の経験があったため、リズム遊びやおはなしは難なくこなしました。

毎日の保育の他に事務作業として指導案や行事記録、お便り作成などもします。

保育室の環境整備として壁面装飾や清掃、生き物の飼育・・・

やることは多岐にわたっていました。

年に1回保護者面談も行っていました。

その傍ら、プライベートも充実していて、友人との飲み会は月1ペース。

レゲエダンスのレッスンに通って、週末はクラブへ遊びにいくなど普通の若者になってました(笑)

保育士は重労働の割にお給料が少ないなんて言いますが、

しっかり体を鍛えて体調管理を万全にしていればそんなにきつい仕事ではありません。

私は睡眠時間をしっかり摂るように意識していたので、

食生活はやや乱れていましたものの、感染症の類にはかかりませんでした。

保育園や幼稚園で働いていると、子どもの感染症が流行し、先生たちもダウンしてしまうことがあります。

私の勤めていた園もインフルエンザなどが流行して園閉鎖をしなければならないこともありましたが

私は一度もうつりませんでした。

なんなら未だにインフルエンザやノロウイルスに感染したことがありません。

「体調管理も仕事のうち」これは役者の間でよく聞く言葉でした。

体調不良で穴を空けてしまうと、周りに迷惑がかかるだけではなく自分の居場所も失う可能性があります。

自分が休めば誰かが代役をします。

その代役が自分よりいい仕事をするかもしれないんです。

そうしたら一気に自分の居場所を失ってしまいます。

体調が回復しても戻る場所がある保証はどこにもないわけです。

仕事というのはいつだって替えがきくものです。

保育士だって一人欠けると困りますが、いずれ誰かが代わりをこなします。

どんなに子どもに慕われている先生でも代わりがくればその人が代役をするまでです。

いつでも必要とされるためにはまず第一に”穴を空けない”こと!

そして職場の隙間を埋める存在になることです。

足りない部分を補うことで、欠かせない存在になることができます。

私は独身の一人暮らしだったのでいつでも融通を利かせて、当番などは積極的に入っていました。

他の先生が当番に入れなくなったときは積極的に代わっていました。

そうやって保育園の隙間をうまい具合に埋めていたんです。

順調に働いていた矢先にある重大な出来事が起こります。

みなさんの記憶にも新しい東日本大震災です。

当時、私はクラス担任を受け持っていて、お昼寝後のおやつの支度をしていました。

急な地震と停電で、電話もつながらなくなりました。

保護者との連絡もつかないまま、迎えが来るのを信じて待ち続けました。

幸い秋田県は被害が少なく、電気も何日かで復旧しました。

その後、保育士として災害派遣の登録をしましたが、要請が来ることはありませんでした。

エンターテイメントの重要性に再び気付く

翌年、東京にミュージカルを観に行きました。

岸谷五朗さんが作・演出をしている”地球ゴージャス”のプロデュース公演です。

その公演は被災地支援を兼ねていて、

「子どもたちの悲しみを奪うのは日常を忘れさせるエンターテイメントだ!」

という発想の元、様々なショーが繰り広げられるお話でした。

きらびやかで笑えて泣けて本当におもしろかった!!!

それからエンターテイメントの世界にもう一度戻ろうと思うようになります。

子どもたちのために、エンターテイメントで子育て支援ができるはず!

私がずっと願っていた、目標にしていたことです。

保育士として5年半勤め、たくさんのことを学びました。

子どもも発達のことも、周りの大人の関わりのことも。

今ならこの学びを活かして芸能の仕事ができるはずだ!!!そう思ったんです。

転職として選んだ保育士の仕事をここで退職します。

それは寂しくもあったし、若干の後悔もあったけれど

新たなステップアップとして必要な決断をするべきときがきたんだと思いましたね。

保育士の本当のところ

よく辞めた理由を「やっぱり大変だからですか?」と聞かれるんですが

大変だから辞めるというのであれば1年目で辞めているでしょう。

そんな簡単なものじゃありません。好きな仕事を辞めるのはいつだってつらいんです。

また、保育士をしている頃よく聞かれたのが

「モンスターペアレントっているんですか?」という言葉です(笑)

当時ワイドショーなどを賑わせていたワードでしたからね。

はっきり言いますがモンスターなんていませんでしたよ。

保育士が子どもに対していつでも真剣で本気で向き合っていれば

保護者の方々にだってちゃんと伝わります。

感謝をされることはあっても文句をつけられることなんてありませんでした。

モンスターなんていません。

いや、心の中にはモンスターを抱えていたかもしれないけれどね。

春奈’s STORY④ 2年遅れの短大生活~臨床心理学との出会い

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第4話です

秋田に帰ってきてからは親の知り合いの紹介もあって生命保険会社に勤めました。

同時に秋田でミュージカルを再開したのですが、子ども向けの芝居をするなら

もっと子どものことを学ばなきゃいけないんじゃないかと思うようになったんです。

そこで、子どもと関わる仕事を探すのですが、資格も学歴もない私にできる仕事なんか当然ない。

社会福祉センターに相談に行ったところ、

「子ども関係の仕事をするなら短大に入って保育士の資格を取るのが一番早いです」

と言われるんです。

そりゃそうか・・・。そうだよね。

と、納得はするのですが簡単にできることじゃありません!!

まず短大に入るためには受験をしなければいけません。そして合格しなければいけません。

さらに合格したら学費を払わなければなりません。誰が払うんですか!?(笑)

でもふと思い出すんです。

高校生の時、学校の先生が役者の道を目指していた私に言ってくれた言葉を。

「お金は後からついてくる。なんとかなるもんだ」

言われた当時は「世間知らずのセンコーが何言ってんだ」と思ってましたが(笑)

確かに学費なんて奨学金を利用すればなんとかなるし、バイトをすればお小遣いも稼げる。

しかも早めに行動しないと現役からどんどん遠ざかってしまう!!

そんなわけで両親に「奨学金で何とかするから2年だけ学校に行かせてくれ」

とお願いし、仕事をしながら受験勉強を始めたんです。

私立の学校ではありますが、受験科目には筆記の他に歌やリズム打ちもあります。

ミュージカルをやっていたものの歌は苦手。

しかも楽譜が読めないという致命傷!!!

元吹奏楽部の妹に教わりながら練習をしました。

結果、なんとかギリギリ合格!いや、ギリギリアウトだった気もするけど

とにかく入学できました\(^o^)/

劇団員時代に発揮できなかった根性をここぞとばかりに見せつけてやった出来事です。

短大生活は楽しいことばかりじゃなかった

ただ、短大生になってから私に試練が待ち構えていました。

それはピアノ!!!

子どもの頃からピアノを習っていれば良かったのでしょうけれど

音楽はさっぱりな私。

受験の際に妹に教わったので楽譜を読むのはなんとかできるようになってましたが

楽器の演奏となると思うようにいかないのです。

歌いながらダンスはできるのに・・・

指を動かすだけのピアノがどうしてこんなに難しいのか!?

向き不向きもあるのでしょうけれど、私は完全にピアノ向いてませんでした。

子どもは好きだけどピアノができないという理由で

保育士を諦める人もたくさんいるみたいです。

確かにね、ピアノができると保育の内容は充実するでしょう。

でもこれだけは言える。できなくても保育士にはなれます!!!

ここだけの話、私は保育士時代一度もピアノを弾いたことがありません。

今はCDという便利なモノがありますからね~♪(笑)

なんとかなりますよ。しかもそんなに重要じゃないと私は思っています。

だって考えてみてください。ピアニストはみんな保育士になれますか?

そうじゃないですよね。そういうことじゃないですよね。

まぁだからといってピアノができなくてもいいという理由にはなりませんが。

私の短大は卒業と同時に保育士と幼稚園教諭の免許が取得できる学校でした。

どちらも国家資格ですが、単位の取得でOKなんです。

そのかわり、私はすべての試験を1回でパスしましたよ!

追試にお金かかりますからね(笑)

貧乏劇団員時代を経験して、お金にはかなりシビアになっていましたから。

臨床心理学との運命の出会い

この短大生時代に出会ったのが臨床心理学という分野。

保育士も子どもとの関わりや保護者対応でカウンセリング技術が必要になるのです。

そこでカウンセリングマインドの大切さを学びます。

相手の話を積極的に聞くということの難しさも知ります。

いかに日頃の自分が勝手なことばかり言っているかも思い知ります(笑)

中学生の頃、自分が受けたカウンセリングはこういうことだったのかと気付きます。

話を聞くことでいかに人が癒されるのか。

アドバイスされるのではなく、自分で悩んで答えを出すことがどれだけ大切か。

本当に重要な気付きを得ることができました。

その当時のノートは今でも取っておいています。

そこには

アドバイスはしない→意味がないから

と、書かれています(笑)

実際カウンセラーをしていて思いますが、

アドバイスをするよりも徹底的に話を聞く方が物事の解決につながるんですよね。

これ、本当にそうなんです。

短大では多くのことを学びましたが、私にとっては臨床心理学との出会いが一番の収穫でした。

幼稚園や保育園の実習も楽しくて仕方がなかったですね。

実習生は子どもたちも喜んで懐いてくれますし楽しいことばかり♪

この実習で挫折してしまう学生もたくさんいますが、その点私は大丈夫でしたね。

夏休みには保育園にボランティアにも行きました。

保育士は天職だ!!!そう思って疑わなかった短大生活でした!!

発声がストレス発散に有効!声出してる???

育児ストレスカウンセラーの若狭春奈です。

大人になってその魅力に気付いたアニメがある。

それがムーミン

 

きっかけは私の好きな名探偵コナンの

コナン役で知られる高山みなみさんの

代表作がムーミンらしいという話を聞き、

「え!?そうだったの?」

という思いから興味が沸いて見てみたんです。

 

なんともクールで淡々と話すムーミン。

ムーミンってこういう感じだったんだ・・・

 

そんなムーミンの話の中で

姿が見えない女の子が出てくる回があるの。

その子はいじわるなおばさんと暮らしているうちに

つらさから姿が見えなくなってしまったという。

 

で、ムーミンママなら優しいから

きっと打ち解けられるハズってことで

ムーミンの家に預けられるんです。

 

ムーミンもムーミンの友達も姿の見えないお友達に

一生懸命話しかけて一緒に遊ぶんですね。

みんなの優しさに触れて徐々に姿が見えるようになってくるけど

いじわるなことを言ってくる子も森にはいるんです。

せっかくいい調子で過ごしていたのに

いじわるをされてまた見えなくなってしまうの。

 

でもある日、大きな声を出してみたことをきっかけに

自信を取り戻して姿が見えるようになるんです。

それからはいじわるをされても負けない

強さを身につけていくんです。

 

これ、とても深い話だなって思いました。

なんだか現代のいじめ問題も垣間見えるような話。

 

自信がなくて姿を消してしまうなんて

現実ではありえないかもしれないけど

「消えてしまいたい」って思うことって

きっとあると思うんですよね。

 

周りから攻撃されて自信を無くして

自信がないからまた更に攻撃されて

姿を消したくなってしまう。

 

でもそんなときに大きな声で自分の意志を表示出来たら

それがまたきっかけで自信を取り戻せるんです。

発声ってめっちゃ大事よ。

 

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発声するためには呼吸も大事で

この呼吸が整うと気持ちも落ち着きます。

腹式呼吸って言うのは副交感神経が優位になるので

それをするだけでリラックスにもなるんだよ。

 

正しく呼吸をしていつもより少し大きな声を出す。

大声で叫ぶのとは違いますよ!

落ち着いて声を響かせると

すごくスッキリします。

本当にやってみてほしい!!!

 

これ、私が演劇をやっていた時に気付いたんだけど

大きな声で自分を表現するって

緊張するっていうよりなんか落ち着くの。

 

緊張もするけどさ(笑)

 

自分の中から余計なものが出ていく感じ?

発声もある意味デトックスなのかもしれませんね。

 

小さいお子さんがいると

あまり大きな声が出せないと思うけど

(いや、もしかして大声で怒鳴ってる?)

発声は一度試してみて欲しいストレス発散法かも。

 

あと、ムーミンもおもしろいので

ぜひ見てみてくださいね。