心理療法とは心の健康を維持したりもっと健康にしたり心の安心と安定を手助けするための専門的な技法です。
カウンセリングとは、人の悩みを解決したり、心の成長を支援することを言います。このカウンセリングのために心理療法を用いるのです。
代表的な心理療法に「来談者中心療法」や「行動療法」などがあります。
私のカウンセリングでは主に来談者中心療法を用いています。来談者中心療法は20世紀半ばにロジャースによって確立されました。
人間には本来成長の能力があるという前提で、その人の持つ潜在能力を引き出していきます。そのため、アドバイスをしたり、解決策を提示したりするのではなく、自ら解決へ向かうための気づきを与えることを重要視しています。
ロジャースは話を聞く態度として以下の3つが大切だと考えました。
- 自己一致・・・話を聞く人がありのままを受け入れている状態
- 受容・・・・・相手がどんな人であっても、異なる価値観を持つ人として認めていること
- 共感的理解・・相手の考えたり感じたりしたことを、相手の立場に立って感じ取る姿勢
私自身、カウンセリングを受けてみて、来談者中心療法が一番しっくりくるなと感じています。
カウンセリングを受けるほうもとても楽ですし、自分の力で解決できた!という実感を得ることができます。
心理療法にはほかにも様々な種類があり、クライエント様の状態に合わせて取り入れられています。
心理療法 | 内容 |
来談者中心療法 | カウンセリングの基本であり、非指示的な傾聴を主とした方法 |
認知行動療法 | 思考と行動のずれを少しずつ修正し、バランスの取れた新しい考え方を生み出すことでストレス緩和をしていく方法 |
精神分析 | 深層心理を理解し、心の問題の原因を発見していく方法 |
催眠療法 | 人の無意識に働きかけ、心に語り掛ける方法 |
ブリーフセラピー | 短期療法。原因探しをするのではなく、現状に目を向けて解決策を探していく方法 |
アートセラピー | 絵画などで自分を表現することによって発散したり心の状態を読み取っていく方法 |
カラーセラピー | 選んだ色の意味を翻訳し、心を見つめなおす方法 |