春奈’s STORY⑥ 再び芸能の世界に~10年越しの夢が叶うとき

カウンセラー若狭春奈ができあがるまでを楽しいストーリーでご覧いただける記事第6話です

保育士を辞めて秋田の芸能プロダクションに加入します。

初めはモデル兼タレントみたいな位置づけで入りました。

いきなり演劇をやろう!!って思っても秋田にはまだ文化として

演劇は一般的じゃないんです。

私がアマチュアの方々とやっていた演劇やミュージカルも

観に来るのは身内ばかり。

身内同士で見せ合いっこしていてもしかたないですよね。

エンターテイメントは多くの人に興味をもってもらわないと意味ないんだから!

というわけで、とにかく芸能でできそうな仕事をいろいろやってみようと

タレントとしての活動を始めました。

その際に秋田の羽後町の農協でキャンペーンガールも務めさせていただきました。

羽後町のお米は、イラストレーターの西又葵先生が描いた萌えキャラデザインで

通称”萌え米”としてPRをはじめていたところだったんです。

米袋がとても人気で、県外からも注文が来るくらいなんですよ。

しかもお米もとてもおいしんです!!!

県内外のイベントに参加させてもらい、私もメイド服を着てPR活動しました(笑)

アラサーでメイド服・・・けっこうしんどかったです。

服装はともかく、演劇をやっていたおかげで人前で話すことには抵抗なく

農協の方々もとてもいい方ばかりで楽しく活動することができました!!

10年越しの夢が叶う!!

しかも!!芸能活動を始めるやいなやビックニュースが飛び込んできたんです!!

それは、秋田市にセブンイレブンが進出してくるという話。

しかも1号店が自宅の近くにできることがわかったんです!!

これはもう迷うことなく応募しました!!

だって、一度はセブンのバイトでお金が続かなくて劇団を辞めていたんです。

再び芸能活動を始めるというときにセブンイレブン進出の話。

運命だと思いました!!!

次こそは絶対に成功させてやる!!!と思いました。

当時の時給は日中で670円でした。でも、お金じゃない。

もうセブンで働けることがうれしくて、セブンにいられるだけで幸せな気分。

早朝から深夜まで様々な時間帯に入りました。

保育士の資格がありながらコンビニでバイトをしていることについて

「もったいない」なんて言われることもありましたが

私に言わせれば好きなことをしている自分は本当に幸せだし

むしろ好きなことをやらないほうがよっぽどもったいないと思います。

好きなことをしてお金を稼げるなんてこんな幸せなことはないです。

芸能の仕事の方は、スタッフとして支えるほうに移行していきました。

演劇をしていると、スタッフと役者を兼ねなければならない時があります。

私にとってはどちらも大切な仕事というふうに捉えていたので

これも抵抗なくこなすことができました。